町民の8割が所有する謎のICカード「ほ・ろ・か」 驚異の普及率の秘密は

2019年10月7日(月)8時0分 Jタウンネット

[みみよりライブ 5up−広島ホームテレビ]2019年9月26日放送「5up!NEWS」のコーナーでは、庄原市東城町のICカード「ほ・ろか」について紹介していました。


なんとこのほ・ろ・か、庄原市東城町で町民の8割が持っていると言われています。いったいなぜ、ここまで普及しているのでしょうか。


消費税が実質3%に?


このカードを使うと、消費税が実質3%になるというんです。


東城町の商工会が4月に発行した独自のICカード「ほ・ろ・か」。お金をチャージして、飲食店やスーパーなど、東城町内55ヶ所の加盟店で使うことができます。


ここまでは普通のポイントカードと思いきや、驚くべきはその普及率。およそ7600人いる東城町の約8割の住民が使っているというんです。


元々あったスーパーと商店街のカードを廃止して一本化したところ、チェーン店を除く多くのお店が加盟したといいます。


このカードの1番の特徴は、東城町商工会が事業主となっているということです。そのため、買い物だけではなく、地域のイベントやボランティアに参加することでもポイントをゲットすることができます。


東城町商工会会長の後藤さんは「東城町商工会が事業主となって、加盟店さんからいただく手数料が、この町で還元できるというのが一番の特徴ですね」と話していました。


これまでのキャッシュレス決済では、手数料は決算会社の収益となっていました。ほ・ろ・かでは、事業主である商工会に手数料が財源として入るため、東城町にお金が残り、町のためにお金を使うことができるんです。


使われれば使われるほど、地元にお金を還元できるほ・ろ・か。


国からキャッシュレス・ポイント還元事業に認定されているため、消費税10%への引き上げから9か月間は、通常のポイントと合わせて約7%が還元されます。それらを合わせると消費税の負担額は実質3%になるということです。


今後は、カードを使えるエリアを増やし、観光客誘致のために使うなど、様々な場面での活躍が期待されています。


町へ還元できるというICカードほろか。町の活性化につながる素晴らしいカードですね。


(ライター:tama35)

Jタウンネット

「ICカード」をもっと詳しく

「ICカード」のニュース

「ICカード」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ