意外と知らない?電子レンジの豆知識 「ワット数と時間を掛け算すると...」

2019年10月7日(月)6時0分 Jタウンネット

お世話にならない日はまずない、と言ってもいいほど、毎日のように使用しているのが、電子レンジではないだろうか。だが、意外に使いこなしている人は少ないのでは...。


2019年10月2日、次のようなツイートが投稿され、話題になっている。


所属団体で料理教室のレシピ作りをしていたとき、私が「500Wで6分なら600Wでは5分やね」って言ったら「どういうこと?1分減らせば良いってこと?」って聞かれたので、「ワット数と時間を掛けて同じになればいいんだよ」って言ったら「へー、知らなかったー」って言われた。生活に役立つ理科知識。 pic.twitter.com/Q8DZomY8ro
- nonchan (@nonchan_pdx) 2019年10月2日

投稿者のnonchanさんが、「500Wで6分なら600Wでは5分やね」って言った時の体験がつぶやかれている。「ワット数と時間を掛けて同じになればいいんだよ」って言ったら「へー、知らなかったー」と驚かれたそうだ。


つまり、温めたい商品のパッケージが、自分の使っている電子レンジのワット数に対応していない場合でも、このテクニックを使えば簡単に計算できるわけ。これ、めちゃくちゃ便利なのでは...。


理科の授業で習っていたらしい...


冒頭のツイートの投稿主nonchanさんにJタウンネットが取材したところ、大学の非常勤講師で、理科系の科目を教えているという。理科教材の執筆者でもあるそうだ。現在、家庭料理などの研究をする団体に所属しており、グループで料理教室を行っている。


話題になったツイートは、その準備中のエピソードだった。


別の投稿では、こう補足している。


「念のための補足ですが、電子レンジの加熱はジュール熱(電流による発熱、ざっくり言うと、電流が流れるときに電子が導線の中の金属イオンを揺さぶって発熱)ではないです。マイクロ波で食品そのものの分子を揺さぶって発熱させます。でもエネルギーの計算の仕方としては同じってことです」



また、「中学校の理科の先生がもし見ていらっしゃったら、ジュール熱の説明のときに、こんなふうに生活に役に立つんだよ、って生徒に話してもらえたらうれしいです」とも。


中学校の理科の授業のことなどすっかり忘れてしまった読者の皆さん(筆者もそうだが)、理科の知識があれば、明日からもっと美味しいものが食べることができる。


スーパーやコンビニで買ってきた食品のパッケージの裏面は、しっかり確認してみよう。そこに表示されている調理時間の目安をチェックして、自分の電子レンジのワット数と比較し、違う場合は、換算しなければならない。


nonchanさんはこうも投稿している。


「いくつかいただいたリプで、700Wの電子レンジが意外と普及していることを初めて知りました。家庭用は500W、600W、800Wぐらいしかないと思っていたので...目安は目安として微調整が大事ですよね」



電子レンジのワット数は、実にさまざまなようだ。そこで、ワット数と調理時間の換算に便利なアプリがあると教えてくれる、下記のようなツイートもあった。


みなさん似たような悩みを抱えてるみたいなので役に立ちそうなアプリ貼っておきますね
...あ、何かの回し者とかじゃないです(
Android(Playストア)https://t.co/JRupqBtmsM
iPhone(App store)https://t.co/rtTNIM39JB
ブラウザで使える換算サイトhttps://t.co/Pk9rjnofqg pic.twitter.com/wercPv6J7l
- たちかわ (@localhiji1) 2019年10月3日

なるほど、こんな便利なアプリも登場しているらしい。これなら調理時間の換算に便利だ。いろいろ試しているうちに、今度調理してみるか、となるだろう。ぜひトライしていただきたい。


ただしnonchanさんからは、こんな一言も...。


「あくまでも目安なので、それぞれのレンジの個性や食材の特性によって加減してくださいね。でもおよその目安としては役に立つと思います」



目安は大事だ。美味しいものを食べるためには、必要不可欠な目安と言えるかもしれない。

Jタウンネット

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