【高校受験2021】宮城県、コロナ対応について公表…出題範囲は一部除外

2020年10月7日(水)17時15分 リセマム

新型コロナウイルス感染症に係る基本対応(第1次募集)

写真を拡大

宮城県は2020年10月6日、2021年度(令和3年度)宮城県公立高校入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症への対応について公表。感染などの理由で本試験が受験できない場合、受験生の感染状況により「追試験の日程で受験」「第2次募集の日程で受験」「書類審査で対応」のいずれかの方法で受験機会を確保する。

 10月6日に発表された「令和3年度宮城県公立高等学校入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症への対応」では、新型コロナウイルス感染症に係る基本対応(第1次募集)や受験会場となる高等学校における対応、円滑な高等学校入学者選抜の実施に向けた対応についてまとめている。

 第1次募集に出願した受験生が感染または濃厚接触者に特定された場合、本試験前日時点で陰性が確認されており、退院または待機解除された者は本試験を受験できる。本試験当日時点で陰性が確認されなかった者は追試験の日程で受験、追試験当日時点でも陰性が確認されなかった者は第2次募集の日程で受験、第2次募集当日時点でも陰性が確認されなかった者は調査書などによる書類審査で対応する。

 受験生の周囲(同一中学校に在籍している生徒・教職員など)で感染者が確認されたが、受験生は濃厚接触者ではない場合、発熱などの症状がなければ本試験を受験できる。ただし、本試験の受験に際し、感染者が確認された中学校長から「新型コロナウイルス感染症に対する精神的不安」を理由に配慮申請があった場合は、当該中学校長と協議のうえ、該当する受験生の別室受験を認めることとする。発熱などの症状がある場合は、追試験申請がない場合は本試験を別室で受験できるが、追試験申請がある場合は追試験の日程で受験となる。

 また、7月28日に発表された「中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度宮城県公立高等学校入学者選抜における配慮事項等について」では、学力検査の出題範囲や調査書の取扱い、県外受験者の取扱いなどについて掲載している。

 学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科を実施し、中学校第1〜3学年の学習範囲から出題する。学校再開後の中学校などにおける学習状況を踏まえ、数学は中学3年生で学習する内容のうち「標本調査」、社会は公民的分野の「私たちと国際社会の諸課題」、理科は第1分野「科学技術と人間」と第2分野「自然と人間」の内容を出題範囲から除外する。国語・英語の2教科については出題範囲の縮小は行わない。

 2021年度宮城県公立高等学校入学者選抜日程について、第1次募集・連携型選抜は2021年3月4日に本試験、3月10日に追試験、3月16日に合格発表を実施。第2次募集は、3月22日に検査、3月22日もしくは23日に合格発表を実施する。

リセマム

「受験」をもっと詳しく

「受験」のニュース

「受験」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ