台湾発の大人気セレクトショップ「誠品生活」が日本初上陸! ここでしか味わえない絶品“台湾グルメ”とは?

2019年10月8日(火)12時0分 食楽web


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 9月27日にオープンしたばかりの、東京・日本橋の商業施設「COREDO(コレド)室町テラス」。この施設の最大の目玉ともいえるのが、日本初上陸となる大型複合セレクトショップ「誠品生活(せいひんせいかつ)日本橋」です。

「誠品生活」は台湾で生まれた書店を中心とするセレクトショップ。同店の中心となるのは書籍を集めた「誠品書店」。実は日本の蔦屋書店も誠品書店をモデルにしています。台湾を中心に全世界で48店舗を展開し、今回ついに日本にやってきたのです。


「COREDO(コレド)室町テラス」

 そんな誠品生活にはレストランも多数入っており、ここでしか味わえない台湾グルメが楽しめます。というわけで、台湾好きの食いしん坊必見のお店をご紹介しましょう。

「フージンツリー」は台湾ビギナーにおすすめ

 誠品生活日本橋で必ず足を運んでみてほしいのが、台湾のオシャレエリア、台北・富錦街(フージンジエ)からやって来た『富錦樹台菜香檳(フージンツリー)』です。フージンツリーは日本初上陸で、創作台湾料理をシャンパンと一緒に楽しめるのが特徴です。


日本向けにあえて味をアレンジせず、台湾本店と同じ調理法を用いて作られている

 台湾本店の看板メニューである「松花蒼蠅頭 花ニラとピータン 豚挽肉のピリ辛炒め」は、台湾から空輸された花ニラを使用。甘辛い味付けで、お酒のおつまみとしてはもちろん、ごはんのお供にもぴったりです。


「松花蒼蠅頭 花ニラとピータン 豚挽肉のピリ辛炒め」(1680円)は、花ニラ、豚挽き肉、ピーマンを使ったシンプルな炒めもの。クセのない味付けなので万人受けしそう

 筆者は内覧会のあと、プライベートでも同店を訪れたのですが、「豚レバーのXO醤添え」もおすすめです。揚げた豚レバーはほとんど臭みがなく、台湾では一般的な“桜海老のXO醤”が絡むことで、味に深みが生まれています。


「豚レバーのXO醤添え」(1580円)は、こってりした味付けなので、シャンパンはもちろん、台湾ビールとの相性もバッチリ

 台湾料理といえば八角などスパイスがしっかり効いた料理が多いですが、フージンツリーの料理は万人に好まれそうな味付けです。「台湾の雰囲気を感じてみたい」という台湾ビギナーにとってはちょうどいいレストランになりそうな反面、スパイシーな台湾料理を好む人には少し物足りないかもしれません。

台湾のお茶文化に触れるなら『王徳傳(ワンダーチュアン)』

 台湾といえばお茶文化の国。さまざまなお茶の専門店があるなか、1862年創業の『王徳傳(ワンダーチュアン)』のティーサロンが誠品生活日本橋に登場しました。


店内では茶師が淹れた台湾茶を楽しめるだけでなく、実際にさまざまな台湾茶が販売されている。茶器などの購入も可能

 店内のカウンター席では、目の前で茶師がお茶を淹れてくれます。飲み比べセットなども用意されており、茶師との会話を楽しみながらお茶を飲めるのは本場の専門店さながら。気に入った茶葉は店内で購入できるので、台湾茶が好きな人は一度は訪れる価値のあるお店です。


日本語が堪能な台湾人の茶師が説明しながらお茶を入れてくれる。単品茶だけでなく、3種類のお茶を飲み比べる利き茶セット(各3800円)が用意されており、「烏龍茶セット」「花香る烏龍茶セット」「台湾特産茶セット」から選べる

 また、烏龍茶を使ったカクテルやノンアルコールドリンクも用意されており、ほかではなかなか味わうことのできない飲み方が楽しめます。


ショッピングに疲れたら、ウーロンカクテルを飲みながら少し休憩するというのが誠品生活ならではの楽しみ方

台湾土産の定番・パイナップルケーキの名店『郭元益』が海外初出店!

 1867年創業の中華菓子の老舗ブランド『郭元益(グォユェンイー)』は、海外初出店。縁起菓子で有名なお店ですが、同店のパイナップルケーキは台湾のコンテストで金賞を受賞したこともある大人気商品です。


グォユェンイーが海外に出店するのは初のこと。台湾らくがんやパイナップルケーキなどの定番商品に加え、モダンなお菓子も取り扱う

「ピーナッツらくがん」を試食してみたのですが、味はピーナッツそのもの。しっとりしたクッキーのようで、日本のらくがんとも少し違います。


写真は日本初出店を記念して作られた数量限定パッケージ。台湾観光局のキャラクター「オーベア」をモチーフとしたクマの形のクッキー「日月潭」も、日本限定で「みっこう紅茶」味を販売する

 台湾のお菓子といえばこれまでパイナップルケーキ一択のイメージでしたが、伝統的な台湾菓子を知れるのは新たな経験となるでしょう。

台湾と日本の食器や食品が手に入る「誠品生活市集」も必見

 誠品生活日本橋には「誠品生活市集」というフロアがあり、台湾の万能調理鍋「大同電鍋」や、日本各地の焼き物・ガラス食器など、台湾と日本の食にまつわる雑貨や食品が購入できます。


大同電鍋を店頭で買える場所が日本では限られているので、実物を見てから購入できるのはありがたい

 冷蔵コーナーを見てみると、台湾コーラやピーナッツの水煮缶なども並んでいて、まるで台湾のスーパーさながら。商品は厳選されたものだけが並ぶので選択肢は限られますが、そのぶん確かなものが買えるはずです。


冷蔵庫内は輸入食品店のようなラインナップ。ほかにも、台湾の調味料や麺などが売られている

 また、誠品生活にはスペシャルティコーヒー専門店『猿田彦珈琲』とタピオカミルクティー専門店の『THE ALLEY(ジ・アレイ)』もあるので、買った本を手に店内で喫茶を楽しむこともできます。

 台湾を何度か訪れ、現地の誠品生活にも足を運んだことのある筆者としては、「ディープな台湾」を知るにはちょっと物足りない印象も受けたのが本音です。しかし、これまで台湾文化にあまり触れたことがないけど興味ある! という人にとっては、台湾を知るいいチャンスになるはず。誠品生活日本橋に足を運べば、台湾との心の距離がぐっと近くなること間違いなしです!

(取材・文◎今西絢美)

●DATA

誠品生活日本橋

https://www.eslitespectrum.jp

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