泥酔して悲惨な状態の妻を「迷惑だ」と叱ったら逆ギレ 家庭内別居が6年続く男性

2023年10月7日(土)16時23分 キャリコネニュース

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夫婦がお互いにほとんど口をきかない、でも離婚はしないという家庭内別居状態は、つらく虚しいものだろう。「嫁は酒が命」と明かした50代の男性は、家庭内別居に至った衝撃的なある日の事を語ってくれた。当時、男性が46歳、妻は40歳。結婚6年目の2017年のことだった。


「私が夜勤明けで家に帰ると、居間のテーブルとソファーの隙間で妻が大の字になって寝ていました。ここまではたまにあることでしたが、この日は床もテーブルも酒をこぼしてびしょ濡れ、飲み散らかし食い散らかしで床もテーブルも悲惨な状態でした」


思えばこれが悲劇の始まりだった。この後何があったのか、編集部では男性に詳しく話を聞いた。


「私が酒を飲んではっちゃけちゃいけないのかよ!」



「妻とは婚活サイトで知り合い、たまたま家が近かったので会うようになりました。このことがある前までは、どちらかというと、妻のわがままにこちらが合わせて過ごしている状態だったと思います。当時、妻は25パーセントの米焼酎一升が4〜5日で空になるペースで飲んでいました」


もはやアルコール中毒といってもいい状態だった。夜勤明けで疲れて帰宅して目にした惨状に、さぞかしゲンナリしたことだろう。仕方なく片付けをして、妻が起きた後にこれを「迷惑だ」ととがめた。すると


「妻は『私が酒を飲んではっちゃけちゃいけないのかよ!』と逆ギレ。共同のパソコン部屋にあった私のパソコンをデスクと一緒に外に放り出しました。そして、2階の寝室にあった自分のベッドを一人で工具を使って解体して6畳のその部屋に持ち込み、やはり一人で組み立て、そのままパソコン部屋を自室にして引きこもるようになりました」


男性は飲酒そのものより、飲酒で悲惨な状態になることをやめてほしかっただけだろう。しかし妻の怒りは激しく


「その日から家庭内別居になりました。もう6年になりますね。家は2階建てで、妻が1階、私が2階で暮らしています」


と殺伐とした家庭内を打ち明けた。


「おまえを介護しなきゃいけなくなったら離婚する」と妻


以来、妻とは「日常会話は必要最低限でほとんど無い」という。


「家にいて顔を合わせることもほとんどありません。妻は私をATMとしか思っていませんから、お給料が出て家計に入れるお金を求めるときだけは声をかけてきます」


子どもがいないためか、余計に会話が少なくて済むようだ。


「私は子ともが欲しかったのですが妻が『子育てに自分の時間を取られたくない』といい、子どもを作ることを拒否されました」


また、妻は酒と向精神薬を併用して寝る習慣があった。言うまでもなくかなり危険な行為だ。薬が効きすぎるのか常時眠いようで、仕事以外は寝て過ごしたという。


「家事はほとんどやりませんでした。仕事が繁忙期を迎えるとそれがさらに酷くなり、『疲れて何も出来ない』と洗濯物を2週間以上溜め込むようなことも。見かねて私が家事をやるような状態でした」


現在は病気をして酒量は減ったが、依然具合が悪そうだという。どこまでもツラそうな結婚生活だが、先日、妻からこんな言葉が出たという。


「妻から『おまえを介護しなきゃいけなくなったら離婚する。私を大切にしてくれないやつを私が大切にする必要は無いからな』と言われました」


妻にも言い分はありそうだが、もはやお互いに理解し合う余地は見当たらない。男性に現在の心境を聞くと、


「今でも付き合ったり結婚した当時のことを思い出しては、あのころのように戻りたいと思うこともあるのですが、反面で日頃の私への言葉遣いや態度を見ていると、もう修復は不可能なんだろうなと思うことも多いです」


と肩を落とした。これも他人が理解しきれない夫婦の一つの形だろうか。

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