月面着陸は捏造だった? 陰謀論者たちがざわついたアームストロング船長のブーツと月の足跡が一致しない件を検証

10月9日(火)20時30分 カラパイア

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 これまで、数々の科学的根拠が提示され、月面の有人着陸が真実であることを裏付けているが、今だに月面着陸は捏造だったと主張する者が数多く存在する。

 まあそれはしょうがない。人は信じたいものしか信じない。自分の説に有利な情報ばかりを集め、反証は集めようとしないどころか無視する生き物だ。確証バイヤスが働いちゃうのだ。

 そんな月面着陸捏造説を唱える人から、新たなる証拠物件が提示された。

 ニール・アームストロング船長が着ていたアポロ11号の宇宙服の靴底の模様と彼が月に残した足跡の模様が一致しないというものだ。

 いったいどういうことなのか?
 この件について検証してみよう。

・月面に残した最初の足跡と宇宙服の靴底が違う?

 「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」という言葉を残したとされるニール・アームストロング船長は、1969年7月21日02:56(UTC)、アポロ11号人類として初めて月に足を踏み下ろし、月面に最初の足跡を残した。はずだった。

 だがアームストロング船長が月面に残した足跡と、彼が来ていた宇宙服の靴底の模様が違うというのが今回の月面着陸捏造説支持者の持論だ。

 以下の画像がその根拠だという。

アームストロング船長のブーツ
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アームストロング船長の足跡
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 確かに月面に残った足跡の模様と靴底の模様が一致しない。
 これはどういうことなのか?


・靴を覆うオーバーシューズを履いていたから

 アポロ11号のクルーはアポロ/スカイラブA7Lスーツを確かに着用していた。
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 だがそれ以外にも装備があったのだ。
 靴底が溝のパターンをしているオーバーシューズだ。
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 また指摘されているアームストロング船長の足跡とされるものは彼のものですらない。NASAによれば、同じアポロ11号に乗り月面に降り立った2人目の人類、バズ・オルドリンのものだそうだ。

 オーバーシューズは宇宙服の靴底が破れたり、ほこりが付着するのを防ぐための装備だ。

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 その足跡のパターンは、X線写真ではっきりと確認することができる。このX線写真は、オーバーシューズを破損させてしまう恐れがある異物が混入していないか最終チェックするために撮影されたものだ。

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 それでも疑わしいと思うなら、月に行ってみればいい。今もなおそこに残っているだろう。月には風がないために、100万年経とうが足跡は消えないのだ。


・アームストロング船長のオーバーシューズが博物館にない理由

 だが実は、アームストロング船長が着用していたオーバーシューズは博物館に置いていない。それはなぜか?

 じつはアポロ11号のクルーは軽量化対策として、100点もの備品を月に置いたまま帰還した。それらにはテレビのレンズや体液(血液、汗、尿、唾液など体内に存在して排出される液)などほか、問題のオーバーシューズも含まれている。

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 ちなみにアームストロング船長は、ミッションの最大の成果は月面に足を踏み下ろしたこととは述べていない。

 彼が胸を張っているのは、月面に宇宙船を着陸させたことである。

 「パイロットは散歩を特に喜ばない。飛ぶのが好きなのだ。普通、パイロットは見事な着陸を決めたことを誇りに思うものだ。船の外に出ることではない」

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 この検証に関する人々の反応は...
・月面着陸を捏造するためスタンリー・キューブリック監督が雇われた。だが、あまりの完璧主義ゆえに、結局本当に月面で撮影することになったのだ。

・バズ・オルドリンさんに月面着陸は嘘だって言ってみろ。そんな度胸ありはしないだろうがな。

・俺たち人類が半世紀も前に月に行っただなんて凄すぎる。力を合わせれば、人類はそれだけの力を秘めているってことなんだ。

・どっちかっていうと平らな地球があって、そこに人が暮らしていると思いたかったよ。

・月の岩やチリは研磨剤みたいなもんだ。宇宙服のブーツに穴を開ける可能性もある。そうなったら宇宙飛行士は一巻の終わりさ。
References:demilked/ written by hiroching / edited by parumo

カラパイア

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