老衰死したワニの胃袋から、大量の小銭が... いったいなぜ?獣医の見解は
2019年10月10日(木)11時0分 Jタウンネット
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2019年10月3日の放送の中で、東山動物園(名古屋市)のワニについて取り上げていました。
5月に老衰で亡くなったミシッシピワニ(アメリカアリゲーター)の「ミッピー」。その胃の中から、大量の小銭が発見されたというのです。いったい、なぜでしょうか。
硬貨の投げ入れ、絶対やめて
ミッピーは1965年に東山動物園に来園。死亡時の推定年齢は54歳で、長寿を全うしました。
亡くなったミッピーを解剖してみると胃の中から、小銭がじゃらじゃらと。
100円玉が4枚、50円玉が11枚、10円玉が225枚、5円玉が90枚など、あわせて3650円相当にもなる大量のコインが見つかったのです。
番組の取材に応じた獣医師によると、
「ワニにはもともと食べ物をすりつぶすため、胃の中に小石をため込む習性があり、硬貨は小石と一緒に飲み込んだのではないでしょうか。死因は老衰とみられますが、腸管に詰まる可能性もあるため硬貨の投げ入れはやめてほしい」
と話しています。
ミッピーの胃の中からは、ゲーム用のコインも含めて2.6キロの重さの硬貨があったそうで、賽銭感覚で硬貨を投げ入れているのかもしれませんが、ワニのためにも絶対にやめてほしいと思いました。
(ライター:ケイ)