永遠に食べていたくなる! 『大阪王将』の「下町系男前ナポリタン焼きそば」にドハマリする理由
2020年10月10日(土)10時50分 食楽web
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麺類を愛する人の中には、ツルリとしたのどごしや、素早くすする感覚が好きだという人も多いでしょう。筆者もそのひとりですが、今回はちょっと違った食感の麺をご紹介します。餃子専門店としておなじみの『大阪王将』で期間限定で食べられる「下町系男前ナポリタン焼そば」(795円)がそれです。
大阪王将・御徒町駅前店。看板に並んだ餃子がなんとも楽しい!
実にインパクトのあるネーミングですね。ガツガツモリモリ食べているガテン系のオジサンを想像してしまうでしょうが、どちらかというと筆者もその系統のひとり。御徒町駅前店にお邪魔して、定番の餃子と一緒にさっそくいただいてきました。
男前ナポリタン焼きそばの味わいは?
「下町系男前ナポリタン焼きそば」(795円)。ドーンとのった炒り卵に圧倒されます
このナポリタン焼きそば、普通の焼きそばとは異なり、自家製極太中華麺(生麺)を使用しています。そのため麺にはコシだけでなくモッチリ感もあります。このモッチリした食感がポイント。チャーシューのタレをブレンドしたという甘口のケチャップソースで味付けしています。麺の上にドーンとのっかった炒り卵が大きくて、これまたインパクト大。具は肉厚で食べごたえがありそうな豚肉のほか、玉ねぎとピーマンです。
その豚肉と、ナポリタンらしさを感じる玉ねぎ、ピーマンなどとともにさっそくひと口。ツルンとした食感はありません。しかしモッチリ感が唇、歯、そして舌にまとわりつきます。スイスイと入ってくる麺とは違って、ほんのり甘くてコクのあるケチャップソースの味が、すすり込むたびに感じられて至福の極み。
モッチリ食感の麺が美味しさのポイント!
これはクセになる! なんとも言えない美味しさを唇が受け止め、歯が受け止め、最後に舌が。そして口いっぱいに余韻を残してのどを滑り落ちていきます。“美味しさの持続化”かと思ってしまうほどで、これはよく考えたものだと感心しながら一気に完食してしまいました。食べ終えてから「もっとゆっくり食べればよかった」と後悔してもあとの祭り。それほどに口の中でこの味をしっかり楽しみたい美味しさなのです。
餃子とのセットは1036円
ナポリタンと言えば“昭和の味”のように表現されることも多く、懐かしのメニューのひとつ。そのナポリタンの味で焼きそばとは、オジサン世代の“ツボ”を見事に突いてきますね。スパゲティとは違ってちょっと和風な味わいが郷愁感を高めてくれます。ひかえめな酸味と甘みがノスタルジックな味を演出していて、ふと思い出して無性に食べたくなる逸品です。
提供期間は11月8日まで。テイクアウトもできるそうですが、できればレギュラーメニューで提供してほしいと、身勝手なことを思ってしまったオジサン世代の筆者でした。
(取材・文◎松本壮平)
●SHOP INFO
店名:大阪王将 御徒町駅前店
住:東京都台東区上野5-26-8
TEL:03-6806-0524
営:11:00〜23:00(L.O.22:30)
休:年中無休
※価格はすべて税抜です