養生テープ過信は禁物 窓ガラスの割れ防止ではなく飛び散りにくくなる効果 台風19号の備えは11日中に

2019年10月11日(金)11時42分 BIGLOBEニュース編集部

提供:岩井達也 ガラス屋の5代目(@iwai_5daime)さん

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大型で非常に強い台風19号が接近する中、都内では養生テープの売り切れが相次いでいる。窓ガラスに養生テープを貼ると割れた際にどうなるのか、実際に試した動画がTwitterに投稿され反響を呼んでいる。


実験動画は、福井県敦賀市でガラスやリフォームなどを扱うイワイの岩井さんが、台風対策として需要が高まっている養生テープの効果を知らせるために撮影したもの。養生テープを貼っていない厚さ3ミリの透明ガラスを金づちで叩くと、広い範囲が割れて破片が飛散。割れた状態から揺らすとさらにヒビが入り、大きなガラスが落ちた。一方、養生テープを対角線と縦横の「米」の字に貼り付けた窓では、割れはするものの落ちる破片は少量。揺らしても貼っていない場合に比べ破片が落ちにくくなっていた。


窓ガラスが割れた際のイメージと養生テープの効果がわかる動画にTwitterでは、参考になったという声や貼り方の質問が多数。「マンションだと雨戸がなくて、もしもガラスが割れた時に家の中に飛び散るのが怖いと思っていたので、飛び散り辛くなるというだけでも安心感は全然違う」といった声も寄せられ、大きな反響となっている。


岩井さんは、テープを貼る際は室内側のガラスに交差させてできるだけたくさん貼り、養生テープであればアルミの部分までテープ伸ばして貼るとアドバイス。また、「テープを貼れば大丈夫というわけではなく、飛びにくくなる」「風速何十メートルの風ふいたらテープ貼ってても飛ぶのでご注意ください。無いよりはマシっていう認識でお願いします」とのこと。そして、ガラスが割れても風が落ち着くまでは近づかないよう呼びかけている。


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