ネオ中華街で広がる「マーラータン」人気 中華一筋の私が"食べ方指南"します!

10月11日(木)17時56分 Rettyグルメニュース

大家好(こんにちは)!相変わらず中華ばっかり食べているアイチーです。


ここ数年の間に、まるで中国にやって来たかのような雰囲気に包まれながら中華料理を楽しめる街がどんどん増えています。


横浜・神戸・長崎の中華街だけでなく、池袋西〜北口一帯・西川口あたりは「ネオ中華街」と呼ばれ、数多くのメディアで取り上げられています。


さらに近年「ネオ中華街」の様相を見せる新たな街は増え続け、新大久保〜大久保一帯、高田馬場、錦糸町、亀戸、新小岩、上野〜御徒町などがその代表です。


そんな「ネオ中華街」増大と並行して増えているのが、マーラータン【麻辣湯(汤)・麻辣燙(烫)】の店です。


マーラータンのお店は、中国人が行列していたり、店内に生の食材がずらっと並んでいたり、








店員さんは奥の方に居るまんまでオーダーを取りに来ないし、変なカゴの使い方はわからないし、








使い始めるまでは謎だらけで近寄りがたい雰囲気を放っておりますが、わかればとっても使いやすく、ありがたい存在になること間違いなしなのです!


マーラータンが多くのみなさんにとって身近な存在になったらいいなぁと願いをこめ、今回は「マーラータン」を紹介いたします!


マーラータンとは?


四川省発祥の小吃(軽食)です。


四川省内を流れる岷江(長江の支流)から長江本流の三峡にかけて流れの激しい川筋。そこには川筋でロープを引っ張り、船を進めてくれる「纤夫」という人が多く居たといいます。


彼らが、仕事の合間に川辺で火を起こし、空き缶などに川の水を汲み、唐辛子・花椒・近隣で入手した野菜を入れて煮立たせて食べていた料理。それが「マーラータン」の起源といわれています。


お腹を満たすとともに川で濡れて冷えた体を温める効果もあったことが好評だったようで、流域にどんどん広まっていきました。


のちに、その様子を見た波止場の商人が商機を見出し、具材の種類を増やしたり天秤棒で担いで売り歩き、販売範囲を広げるなど工夫を凝らして売るようになりました。


そうしてそれを食べることのできる範囲は、川辺にとどまらず、陸上へもどんどん広まっていったのだそうです。


マーラータン。漢字では「麻辣湯(汤)・麻辣燙(烫)」と書きます。


花椒の痺れと唐辛子の辛味がきいたスープを指します。


元々「湯」「燙」のそれぞれの持つ意味自体は異なるのですが、マーラータンにおいて使う点では同義として使っているところが多いでしょう。


実際、同一店で混用していることも多く見受けられます。








マーラータンは麻辣火鍋の前身ともいわれ、現在の痺れ辛いスープにいろいろな具材や春雨や麺を入れて一碗で食べられるスタイルは「一人用の簡易版火鍋」と呼ばれることも。


マーラータンのスープは、「数十種類の漢方スパイスを使って」作り、選んだ食材と一緒に入れる春雨の食物繊維と併せて「ヘルシーな料理」という点を大きな特徴としています。


店頭や店内に大きく掲げる店が多いですね。(まぁ何に対してもそうですが)「この料理がヘルシーなのか?」ということについて、世には当然逆説も存在します。


具材や麺に何を選ぶかでも一碗一碗栄養素も異なりますので、ここでは「ヘルシー」という観点は外してまいります(笑)。


食べてみよう!


食べ方指南の舞台は、御徒町の「福美味麻辣湯」です!














御徒町にある総合ディスカウントストア「多慶屋」の裏の小道にありながら、多慶屋閉店後にこの辺りが暗くなっても、多くの中国人客で賑わうお店です。


こちらは「初マーラータン」の人にもわかりやすく、頼み方が入り口ドアに貼ってあります。


手順は、簡単2ステップ!














このようにズラリと食材が並びます!


食材3点までは基本料金となる680円で、もっと加えてたっぷり食べたい人は、3点100円で追加OK!


わたしは大抵3つに絞りきれず、モリモリボリューミーな仕上がりになりがちです(笑)。


よく頼むのは、午餐肉(SPAM ランチョンミート)、鸭血(アヒルの血塊)、黑木耳(黒きくらげ)、金针菇(えのき茸)、虾丸(えび団子)や鱿丸(イカ団子)などの海鮮系団子、香菜など。


肉や野菜、海鮮を組み込むと、味も彩りも良い仕上がりになりますね。








トングを使い、カゴの中に食材を選んで入れていきます。


手の消毒液・紙おしぼり・紙エプロンも揃います。細やか〜!














麺と辛さを選びます。


麺は、春雨の細or太、とうもろこし麺や方便麺(インスタント麺)、刀削麺から(実は乾麺も存在)選びます。


辛さは、「麻辣」といいながら、ゼロ辛(白湯スープ)も注文可能。


注文を終え、席で待つこと数分。(店員さんの人数や混み具合によって異なります)


さぁ、マーラータン出来上がり!








卓上には、花椒・辣油・にんにく・黒酢がありますので、さらに自分好みにアレンジを加えることができます。








いっぺんにドバっといかず、少しずつ変化を確かめ、味わいながら足すのがポイントです。


食材や調味の組み合わせをいろいろ変えてみて、回数を重ねながら「マイ・マーラータン」を見つけてください!


現地でも日本でもグングン広がるマーラータン


中国では、マーラータン発祥の地・四川のみならず、現在に至っては全国各地で食べることができます。


広範囲にチェーン展開している企業もあります。張亮や楊国福など。


正式な支店なのか真偽不明ではありますが、日本でも同名の店舗が登場するほど。














このような例をはじめ、マーラータンの広がりは日本でも感じられます。


ここ最近開いたところは、清潔感溢れたおしゃれなカフェ風の店も増えています。


以前は「本場感=ディープ感」の印象もありましたが、最近はおしゃれかつ現地さながらの味を楽しめる店も増えつつありますね。


食べ方指南で登場した福美味麻辣湯も、白基調で明るく清潔感があり、可愛らしい装飾を随所に施し、可愛らしい雰囲気に包まれています。








手軽で寄りやすいのに、食べてみれば中国を旅する気分満点なマーラータン。しっかり食事をとりたい時も小腹満たしのおやつにも、おひとりさまでも友達と一緒でも大丈夫!


もし街なかでマーラータンのお店をみつけたら、ぜひトライしてみてください!









ライター紹介




アイチー(愛吃)
アイチー(愛吃)


「中華地方菜研究会〜旅するように中華を食べ歩こう〜」主宰。四半世紀ほど前、中国・山西省へ留学。滞在中、時間を見つけては中国大陸を東奔西走。帰国後現地で食べた味が恋しくなり、日本で懐かしい味を求めて中華を食べ歩く。日本でも楽しめる「地方菜(中国各地の郷土料理)」を紹介しつつ、読者のみなさんとワイワイ食べる会も時折開催中。



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