【不祥事ランキング2023】3位「客による迷惑動画」、2位「ジャニーズ」、1位は? 企業の悪しき慣習や風土が露呈

2021年10月11日(月)16時30分 マイナビ子育て

広報・メディア対応の専門誌『広報会議』(宣伝会議発行)は、2023年に発覚した企業や自治体、団体などの不祥事に関し、全国1,000人の男女(20〜60代)を対象に、「イメージが悪化した出来事」についてアンケート調査を実施しました。

悪しき慣習や風土によって長年蓄積された事案が露呈した2023年

2023年1月〜10月に発覚した不祥事15件(※)のうち、著しくイメージダウンした出来事を上位3例まで選択してもらったところ、1位は「ビッグモーター、保険金不正請求問題」(45.5%)に。

以下、「ジャニーズ事務所(※)、性加害認める」(35.9%、2位)、「回転ずし店など、客による迷惑動画で対応に追われる」(26.2%、3位)と続きました。

※調査対象とした15事例は、編集部が危機管理の専門家の意見をもとに選定。回答者は任意で3事例を選択した。※現在、社名は「SMILE-UP.」に変更している。

【2023年 イメージが悪化した不祥事ランキング】

1位「ビッグモーター、保険金不正請求問題」(45.5%)2位「ジャニーズ事務所、性加害認める」(35.9%)3位「回転ずし店など、客による迷惑動画で対応に追われる」(26.2%)4位「日大、アメフト部薬物事件と組織統治問題」(23.8%)5位「四谷大塚、講師が教え子を盗撮し逮捕」(9.2%)6位「楽天モバイル元部長ら水増し請求による詐欺で逮捕」(7.0%)7位「ペットショップCoo&RIKU、ずさんな管理を元従業員が告発」(6.8%)8位「近畿日本ツーリスト、コロナ関連事業で過大請求最大16億円」(6.7%)9位「吉田屋が販売した弁当により、500人を超える集団食中毒発生」(4.7%)10位「歌舞伎町タワー『ジェンダーレストイレ』に抗議殺到」(4.1%)

2023年は、企業の悪しき慣習や風土によって長年蓄積された事案が露呈した事件が上位に。公表が遅く当事者意識の欠けた対応は「隠そうとしている」「逃げている」と批判を浴び、イメージが著しく悪化しました。

顧客によるイタズラ動画が炎上し不安を広げた事例もランクインし、危機管理広報として意識しなければならないリスクの範囲も広がっています。

同調査は、広報・PRの専門誌『広報会議』(毎月1日発売)の2024年1月号(2023年12月1日発売号)に掲載の特集「危機を乗り越える広報対応」の中で実施したもの。

生活者の価値観の変化を顕在化し、危機管理広報に活かすことを目的に毎年行っています。特集内では、ランキング結果を踏まえて危機管理の専門家らが広報対応の重要性について分析しています。

調査概要

■広報会議編集部「2023年に発覚した企業・個人の不祥事」に関するアンケート・編集部が危機管理の専門家の意見をもとに選定した、15件の企業・団体に関する不祥事(2023年1月〜10月までに発覚)の中から、任意で3つまで「イメージが悪化した」項目を選択してもらい、ランキング化。あわせて、選択した理由などを自由回答で調査した。

調査方法:インターネットリサーチ対象:全国、20〜69歳の男女期間:2023年11月6日〜7日有効回答数:1,000調査機関:ネオマーケティング(https://neo-m.jp/)

宣伝会議https://sendenkaigi.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

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