赤ちゃん誕生で3万円相当のギフト贈呈…仙台市誕生祝福事業

宮城県仙台市は2022年10月12日、4月1日以降に誕生し仙台市に住民登録した子供を対象に、合計3万円相当のギフトを贈呈する新生児誕生祝福事業「杜っ子のびすくプレゼント」を開始すると発表した。あわせて、子育て魅力発信サイト「仙台子育てスケッチ」を開設。子供の育ちと子育て家庭を応援する取組みを開始する。

　仙台市新生児誕生祝福事業「杜っ子のびすくプレゼント」は、子供の誕生を祝福・歓迎する気持ちを込めて、仙台市から保護者にオンラインのカタログギフトを贈る新規事業。仙台市が目指す、子供が健やかに育つまち、子育ての喜びを実感できるまちを実現し、子供の育ちと子育て家庭を応援する取組みの一環として進めるとして、仙台市長・郡和子氏が市長記者会見で取組みに対する熱意を語った。

　「杜っ子のびすくプレゼント」では、子供の誕生を祝い、仙台市から育児用品や子育て家庭が利用できるサービス等が選べるカタログギフトを贈呈。合計3万円相当のサービスが利用でき、抱っこ紐やベビーカー、チャイルドシートといった高額なものから、育児日用品、ママ向けの美容用品、玩具、内祝い、仙台ゆかりの名産品までラインアップは多岐にわたる。中には、県内宿泊施設のペア宿泊券や文化施設の年間パスポート等もあり、多々ある中から3万円相当まで組み合わせて利用できる。

　対象は2022年4月1日以降に生まれ、仙台市に住民登録をした子供。対象家庭には10月12日より順次案内を発送する。なお、住民登録した月の末日までに転出等により住民でなくなった場合は対象外となる。特設サイトでは商品やサービスの紹介、申込みを受け付けている。

　また、同日に子育て魅力発信サイト「仙台子育てスケッチ」を開設。「仙台子育てスケッチ」では、仙台で子育てする魅力を伝えるべく、仙台市の子供・子育てに関連する100以上のコンテンツを集約している。10月から開始した訪問型産後ケアをはじめ、イベントや学びの施設等、豊富な画像を使用しまるでスケッチを見ているように仙台での子育てのイメージをわかりやすく伝える。

　郡市長は記者会見で、「今後も仙台で子供を産みたい、産んでよかったと思っていただけるようなまちづくりを目指し、『子育てするなら仙台』と実感していただけるよう、さまざまな取組みを進めてまいります」とメッセージを発信した。