止まらない部数減…世界的に急加速する「新聞のデジタル化」を解説

10月13日(日)11時0分 TOKYO FM+

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。10月5日(土)放送のテーマは「新聞」。今回は、博報堂DYメディアパートナーズ 新聞局の城本久嗣さんに、「新聞のデジタル化」について教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年10月5日(土)放送より)

※写真はイメージです



── 今、新聞ってどれくらい読まれているんですか?

2018年の統計で約4,800万部です。これが1日の発行部数なので、けっこうありますね。一番多いのは読売新聞です。

でも2000年の統計では約7,100万部だったので、だいぶ減っているとも言えます。ただし、この数字は紙の発行部数なので、デジタル版に移行した人が含まれていません。新聞を読む人がここまで減っているというわけではないと思います。

── 新聞のデジタル化はいつ頃から始まったんですか?

2000年代の後半から始まって、2010年代になると各新聞社が出揃った感じですね。今でも各紙、デジタル版の利用者は増え続けています。

具体的には、日本経済新聞の本紙とデジタル版を合わせた総購読数が約300万。そのうち、デジタル版の有料会員数が約72万人です。全体としても概ねそれくらいの割合だと考えて良いでしょう。都市部に住んでいる単身者などに電子版を利用している方が多い印象です。

デジタル版の料金設定は新聞社によって違います。読売新聞だと、本紙を取っている人は、全員がデジタル版も読めるサービスをおこなっています。朝日新聞は本紙とデジタル版が別々の契約ですが、両方セットで契約すればお得になるという設定です。

── 世界的には新聞ってどうなっていますか?

世界でも発行部数は減少傾向にあると思います。まだ日本は発行部数があるほうでしょう。新聞を家に届ける宅配サービスがしっかりしているので、そこが部数を守っている部分もありますから。海外でも宅配してくれる新聞があるにはありますが、日本ほど販売網が全国にあるところは他にそうありません。

発行部数が多い国と言えばインド。その数、実に3億部です。人口が多いのも理由の1つですが、IT先進国のインドで紙の新聞がこれだけ多いのは、私も意外でした。ヨーロッパでは、ドイツ、スウェーデン、イギリス、フランスなどが500万部を超えるくらい。アメリカにも「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「ニューヨーク・タイムズ」など数多くの新聞社があります。

海外の新聞社もデジタル版にすごく力を入れています。もともと「ニューヨーク・タイムズ」は広告売上のほうが、販売売上よりも多い事業構造でした。それが今ではデジタル版の購読者が増えて販売売上のほうが多くなり、事業構造が逆転してしまったほどです。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage

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