「避難所に来てみて思ったこと」 “持ってきてよかったもの”などまとめた体験ルポ漫画が参考になる

10月15日(火)20時0分 ねとらぼ

家が多摩川のすぐそばで、不安なので避難所にやってきたという作者さん

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 各地に大きな被害をもたらした台風19号が過ぎ去り、SNS上では台風対策として「やって良かったこと/悪かったこと」の振り返りが活発に行われています。中でも、フリーのイラストレーター、つかはらゆきさんがTwitterに投稿したルポ漫画では、避難所に赴いた際の知見を細かく振り返っていて、とても参考になります。
 つかはらさんは多摩川付近に住んでおり、氾濫の可能性に備え避難所に移動することにしたそうです。
 まずは移動の時点で、リュックが防水ではなかったことを「失敗」だったとつかはらさん。事前に防災用持出袋まで準備していましたが、それは地震を想定したもの。ビニール袋を被せて雨をしのごうとしましたが、それでもぬれてしまったそうです。
 移動時は雨風がすごかったため、途中でスマホが確認できるような状況ではなかったのも誤算でした。つかはらさんは迷いそうになりながらもどうにかたどり着きましたが、事前に道順を押さえておく重要性を痛感したといいます。なお、スマホをジッパー付きのポリ袋に入れておいたのは「正解」だったとのこと。故障を防ぐためにも、スマホの防水対策はしっかりしすぎることに越したことはありません。
 なお、避難時の服装は乾きやすいジャージ+レインコート。レインコートを着ていてもズボンはびっしょりとぬれてしまったため、着替えもあった方が良かったと振り返っています。
 避難所に到着してからは、「自分で判断しなければならない範囲が少なくなったこと」が、大きなメリットだったとか。家ではずっと川の水位を張り詰めた状態で見ていましたが、避難所には情報を的確に判断できる職員さんたちがいるため、精神的にずいぶん楽になったといいます。
 また、避難所とはあくまで「安全な場所を貸してくれる」ものであり、自分の面倒は自分で見なければならないことも実感。避難所で役に立ったグッズを次のように挙げています。
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【ないと困るもの】
食料、飲み物、常備薬
【持ってきて良かったもの】
耳栓、バスタオル、充電器(5個)、スリッパ(なくても職員さんが用意してくれたそうです)、ハンドジェル(インフルエンザが流行中のため)、貴重品用サコッシュ
【持ってくれば良かったもの】
本(充電の必要ない時間をつぶせるもの)、簡易まくら、身体をふくシート
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 このルポ漫画は3万5000件以上のリツイートと7万件以上のいいねを集め、リプライ欄には読者から多くの感想が寄せられています。つかはらさんは読者の声も反映した、アップデート版の「避難所であった方が良いもの」リストも公開。防水でないリュックでも、持ち物をビニール袋で密閉してからしまえばぬれない……といったアイデアが盛り込まれています。
 加えて、早めの避難ができた理由を自己分析した後日談漫画も公開。それによると、自宅と避難所のどちらのほうが「安心なのか」が大きな判断基準だったそうです。そして、安心な場所を知るためにはどこが「安全」なのかを知る必要があり、安全な場所を知るには「情報」が必要だったと分析。
 つかはらさんの場合は、過去の台風時に川の増水ペースや氾濫危険水位を確認していたのが功を奏しました。過去の数値と照らし合わせた結果、今回は台風のピーク前に危険水位に達しそうだと判断。避難勧告が発令される前には避難所への移動が完了していました。
 避難への備えは、平時にこそしておくべきもの。まだまだ台風の爪痕が残る地域も多いですが、復興が一段落したら、記憶が新しいうちに今回の経験を踏まえた次回への備えをしておきたいところです。
画像提供:つかはらゆきさん/つかはらさんのnote

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