ワイン好きならきっとハマる! チェコで話題のハチミツ酒「メドヴィナー」って知ってる?

2019年10月15日(火)12時0分 食楽web


ひとくちにハチミツ酒と言っても、どの植物なのかによって味わいはまったく変わってくる | 食楽web

 チェコという国はこと酒に至っては、本当に多くのバリエーションがあります。世界第一位の消費量を誇るビールや、広大な農地や恵まれた土壌から生まれるワイン、世界的に名を轟かせる薬草酒……。そんな中でひときわ異彩を放ちつつも、一度飲んだら忘れられなくなる酒がハチミツ酒です。

 アカシアを始めとする様々な種類の花から作られるハチミツはチェコの特産品としても知られ、日本へのおみやげとして買ってくる人も多いハチミツです。そんなハチミツから作られるハチミツ酒「メドヴィナー」は、冬になると温めたものを売る屋台も登場し、プラハの風物詩としても有名。

 きっと、ハチミツのお酒だからただ甘ったるいものを想像する人も多いかもしれませんが、まったくそんなことはなく、これがハチミツから作られてるの? と驚くこと必至の味わい。わかりやすく表現するなら、フランス・ソーテルヌ地方で作られる貴腐ワインのような味です。まだ日本ではあまり知られていないので、誰かを「あっ」と言わせるおみやげとしてピッタリですよ!

プラハのミードミュージアムでテイスティング&購入できる


カウンターでは立ち飲みスタイルで格安のテイスティングができる。奥は歴史資料などを展示するスペースにする予定だが、まだ未完成

 ミュージアムのBAR&ショップでは、様々なタイプのハチミツ酒をテイスティング可能。5グラス〜10グラスまでのセットが日本円で600円〜1000円程度と超破格です。ほかにもハチミツ酒を使ったモヒートや、冷たく冷やして飲むアイスミードなど、お酒がちょっと苦手な人でも楽しめるよう、様々な飲み方を提案しています。

 ハチミツ酒はコーヒーのシングルオリジンのように、ひとつのハチミツだけを使ったものから、ホップや麦芽を入れたもの、アーモンドのフレーバーを付けたものやリンゴジュースを加えたもの、ラム酒のようなスパイスドまで、個性は様々ですべてがまったく異なる味わいなのが面白いです。


テイスティンググラスはそんなに大きくないので、いろいろな種類を飲んでその違いを感じられます


カウンター内のスタッフがそれぞれのハチミツ酒の解説や、どうやって作られるのかなど教えてくれます


購入できるハチミツ酒の種類が多くて、迷ってしまうが、決めるためにも多くテイスティングしてみてほしい!


もちろん、ハチミツそのものも売っているので、酒と一緒におみやげにしても喜ばれそうです

 ハチミツ酒は、ワインが好きな人なら一度飲んでみればきっと気に入るはず。食前酒として使うも良し、食後のデザート感覚で飲むも良し、手作りスイーツの材料としてもGOODです。ちょっと変わった、知られざるギフトとして日本に持ち帰ってみてはいかがでしょうか?

(撮影◎鈴木拓也 取材・文◎島貫朗生)

●SHOP INFO

店名:MEDOVINARNA - Mead Museum

住:Prague 2, Na Zderaze street No. 14
TEL:+420 775 633 077
営:12:30〜19:30
休:日曜、月曜

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