大ブレイクの予感!? 松屋が手がける『ステーキ屋 松』でハンバーグとステーキを食べ比べてみた!

2023年10月17日(火)10時50分 食楽web


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●2019年に彗星のごとく登場した新ステーキブランド『ステーキ屋 松』。牛めしで有名な『松屋』が手がける同ブランドの真価のほどを確かめに行く

『松屋』と言えば牛めしですが、同社では2019年に、突如ステーキブランド 『 ステーキ 屋 松 』 を登場させました。現在、下北沢店、明大前店、吉祥寺店、三鷹店、国分寺店、本郷三丁目店の6店舗のみの展開ではありますが、その美味しさ、お得ぶりにジワジワとリピーターを増やしつつあると言います。

 一部では「ステーキチェーン低迷」のニュースもある今だからこそ、『ステーキ屋 松』の味、サービスは確かに気になるところ。今回は、そんな『ステーキ屋 松』の真価のほどを確かめに、実際にお店で食事をすることにしました!

『ステーキ屋 松』明大前店は「肉路地」の一角にあった!


『ステーキ屋 松』明大前店は、明大前の「肉路地」にあります

 向かった先は、まだオープンして間もないという『ステーキ屋 松 明大前店』。明大生をはじめ若者が多く行き交う街の中でも「肉路地」とも言うべき、牛丼チェーン、唐揚げチェーンなどが濫立する路地に同店はあります。


店頭に掲げられた3つのこだわりポイント

 店頭にも宣誓とも言うべき3つのこだわりポイントが掲げられています。特に気になるのはやはり「肉」。「松屋フーズの購買力を以てステーキと自家製肉汁ハンバーグを限界価格でご提供!」とあります。やはり巨大牛丼チェーン『松屋』のノウハウや原材料の調達術が、『ステーキ屋 松』にも存分に反映されているようです。


オーダーはテーブル設置のタブレットを使います

 さっそくテーブルに座り、テーブル設置のタブレットを使ってメニューを選びます。大まかに「ハンバーグ」「ステーキ」の2カテゴリーがあり、さらにサイドメニューやドリンクなどを選べる仕組みのようです。一部ランチメニューが設定されているほか、ライスとスープはおかわり無料。ガッツリいきたいときにはもってこいのサービスです。

 ここで筆者は『ステーキ屋 松』のポテンシャルを強く感じられるであろう「肉汁ビーフハンバーグ 200g」(1150円・税込)と「ステーキコンボ(松ロース・ミスジ)300g」(1700円・税込)の2品をオーダーし食べ比べてみることにしました。いずれもサラダバー、ライス、スープがついています。

あらゆるニーズに呼応し、合理的な店舗設計が嬉しい


サラダバーの様子。衛生的でスタッフの配慮を感じるだけでなく、野菜類のみずみずしさも◎

 サーブされるまでの時間、サラダバーにサラダを取りに行きました。極めて衛生的で、瑞々しい野菜群に感激。ステーキとの相性も良さそうです。また、テーブルには複数の調味料があり、あらゆるニーズに対応していることがよくわかりました。筆者個人的に、「ステーキは、塩胡椒や醤油などのシンプルな調味料で食べたい」という思いがあるのですが、ステーキチェーンの中には、こういったシンプルな調味料をデフォルトで置いていないところも多く、その都度店員さんに声をかけて用意していただくのが少々心苦しいと思っていました。


テーブルに用意された調味料類

 しかし、『ステーキ屋 松』には、オリジナルソースだけでなく、こういったシンプルな調味料も設置されている点は好印象。加えて、わさび、柚子こしょう、にんにくもあり嬉しくも思いました。


紙エプロンとウェットティッシュは自分で自由に取り出して使います

 さらに、テーブルの引き出しには、紙エプロンとウェットティッシュを自由に取り出せるよう用意されている点も素晴らしく、ここでも追加で欲しいときに自由に取り出せる点もなかなか素晴らしいと思いました。

クラシカルなステーキハウスの味を彷彿とさせるふわふわハンバーグ


「肉汁ビーフハンバーグ 200g」1150円(税込)

 程なくしてまずサーブされたのが「肉汁ビーフハンバーグ 200g」。店員さんによれば、現状はまだ中がレア状態とのことで、「溶岩石」と呼ばれるアツアツの鉄板に自分で火を当てて食べる仕組みだそうです。さっそく、その手順通りにいただいてみることにしました。


ハンバーグを切り、「溶岩石」に押しつけると、ジューッといういい音と一緒に火が入っていく様子を目で楽しめます

 この「『溶岩石』で焼く」仕組みが想像以上に楽しいです。ジューッという音と合わせて、ハンバーグに火が入っていく様子を視覚的に楽しめるのもいいなと思いました。


しっかり焼いたハンバーグ。さっそくいただきます!

 肝心の味も実に素晴らしいものでした。きめ細かくミンチされた牛肉とツナギが表現するふわふわの口当たりが優しい一方、クラシカルなステーキハウスのハンバーグを彷彿とさせる肉肉しい感じもあり、なかなかの出来栄えです。これでライス、スープ食べ放題で税込1150円はかなりお値打ちのように思いました。

肉感たっぷりのミスジ、ブランド名を冠したロースも絶品!


「ステーキコンボ(松ロース・ミスジ)300g」1700円(税込)

 そしてもう1品。「ステーキコンボ(松ロース・ミスジ)300g」もサーブされました。ここまでにハンバーグで大満足の筆者ですが、今日はガッツリいく日。ステーキもバッチリいただきます。ダイナミックに焼かれたステーキの2カットのうち、爪楊枝が刺さっているほうがミスジで、もう片方が松ロースとのことです。


ダイナミックに焼かれた2つのステーキ肉を喰らいます!

 ここでも肉を切り出し、「溶岩石」に押し付けていただくことにしましたが、まずミスジの肉感溢れる味わいに驚きました。ミスジは、一頭からわずかしかとれない希少価値の高い部位で、牛の肩甲骨付近の肉で、サーロインやヒレとは違った食感で、濃厚な味わいなのに脂身が少ないことが特徴ですが、その通り『ステーキ屋 松』のミスジも肉感を強く感じる一方、柔らかく、適度な脂身があり、ご飯が進みまくりです。意外とさっぱりいただける点も良く、こちらはにんにく+醤油と特に合うように思いました。


『ステーキ屋 松』のブランド名を冠するだけはある絶品肉、松ロース

 そして、松ロース。メキシコ産のコーンロールミートを使用した、肩ロースの中でも頸長筋を切り出した珍しい部位で、旨みが引き立つ柔らかい肉というフレコミですが、その通りこれがもう頬が落ちるほどの絶品肉! ミディアムレアほどの焼き加減で、『ステーキ松』オリジナルソース各種と合わせていただくのが良いと思いました。こちらもご飯やサラダとの相性抜群。さすがブランド名を冠するステーキだと思いました。

●まとめ:『ステーキ屋 松』は既存ステーキチェーンを凌駕する味わいだった。味、サービス、コスパとも全方向に素晴らしく、近い将来大ブレイク必至の予感!

 というわけで、「肉汁ビーフハンバーグ 200g」「ステーキコンボ(松ロース・ミスジ)300g」双方をいただいたわけですが、いずれも既存人気ステーキチェーンを凌駕する味わいでした。だからこそ少々残念に思うのは、まだ店舗数が6店舗と限られること。さらに多くの人がこの味、このサービスを知れば大ブレイク間違いナシだと思いました。味、サービス、コスパとも全方向に素晴らしい『ステーキ屋 松』ですが、どうしてこのような業態を実施するに至ったのでしょうか。松屋フーズの担当者からも回答を得ました。

「『いつもの食事にステーキを』というコンセプトのもと、厳選された素材を使用しボリューム満点かつ健康的なメニューを手頃な価格で日常的にご利用いただけるお店としてスタートさせました。加熱した溶岩石の上に牛肉の塊をレアでご提供。8種類以上の色とりどりのサラダバー、国産米、オリジナルスープも取り揃えている他、気軽にテイクアウトできるお弁当もラインナップ。高品質で本格的な味をご提供しています。

『期待以上の美味しさ、コスパがいい!』『サラダもスープもご飯もおかわり自由で最高!』など、ご好評の声を多々いただいております。お肉はレアでの提供、つけダレや薬味など9種類の味付けをご用意しています。ご自身でお好みの焼き加減、お好みの味付けでお楽しみいただけます。ぜひ一度ご来店いただければ幸いです」(松屋フーズ・担当者)

 筆者個人的にもリピートしたくなった『ステーキ屋 松』。このブランドの優位性を、さらに多くの人に知ってほしいと思いました。一度利用すればヤミツキになるはずです。ぜひ一度、『ステーキ屋 松』の味を確かめに行ってみてください!

(撮影・文◎松田義人)

●DATA

ステーキ屋 松

https://www.matsuyafoods.co.jp/shop/steak_matsu/

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