聖水が注入された聖なるスニーカーが売り出される。高額ながら数分で即完売

10月18日(金)18時30分 カラパイア

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image credit:MSCHF

 普通の水とは違い「聖なる水」とされる聖水。宗教的な儀式などで穢れを祓うために使われることが多く、また神に祝福された聖なる力を持つ水もこう呼ばれる。

 南米コロンビアなどでは上空からヘリコプターで聖水を撒く大規模プロジェクトが計画されたりもしているほど、そこには聖なる力が宿ると信じられているようだ。

 さて、そんな聖水をなんと靴底に注入したスニーカーが誕生したようだ。約32万円という超高価格にも関わらず、発売から数分で売り切れてしまったというから驚きなんだ。
・ソール部分に聖水を注入したNIKEベースのスニーカー

 即完売したという話題のスニーカーは、アメリカ・ブルックリンを拠点に活動しているプロダクトデザイン会社・MSCHFが制作した。

 「MSCHF x INRI ジーザス・シューズ」と名付けられた白いスニーカーで、ナイキのエアマックス97をベースにMSCHFがカスタムしたもの。

 つまりナイキ自体はこのスニーカーに関わっておらず、MSCHFがナイキのスニーカーを小売り価格で購入してそこに手作業でオリジナルアレンジを加えたということのようだ。

 イエス・キリストとのコラボをテーマにしており、一番の特徴はイエスが洗礼を受けた地とされるキリスト教の聖地・ヨルダン川の水が60cc入っていること。

 しかもただの水ではなく司祭から祝福を受けた聖水らしく、マタイによる福音書14章25節にある「イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた」という一説へのメタファーとなっているのだとか。

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image credit:MSCHF

・まさに神仕様。スニーカーの随所にイエス・キリスト

 また、スニーカーの側面には「MT. 14:25」と記されており、これは先述したマタイによる福音書14章25節を意味するようだ。

 シューレースにイエスのチャームが付いていたり、プルストラップに「INRI(ユダヤ人の王、ナザレのイエス)」と書かれていたり、シュータン部分には一滴の血を表現したデザインがあしらわれていたりもする。

 さらにインソールもポイントで血のような真っ赤となっており、イエスが誕生したときに東方三賢人が捧げたとされるもののひとつ、乳香(フランキンセンス)の香りがするという。

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image credit:MSCHF

・実はこんなメッセージが含まれていた

 ここまでこだわりが詰まったスニーカーとなると、制作したのはよほど熱心なキリスト教徒なのだろう・・・と思いきやそうでもないようだ。

 MSCHFのダニエル・グリーンバーグさんによると、ここ最近の馬鹿げたコラボ文化ってどうなの?と疑問を感じてこのスニーカーを制作したのだとか。

 グリーンバーグさんは、

アリゾナ・ビバレッジ(アメリカの飲料メーカー)とアディダスのコラボスニーカーを知ったときに思ったんだ。彼らはアイスティーを宣伝するためのスニーカーを作り、それを販売している。

なんじゃこりゃ、何とでもコラボする風潮がどれだけ馬鹿げているかについての声明を出すべきじゃないか?そこで、イエスとコラボしたらどうなるだろう、とアイデアが浮かんだ。

私はイエスについては水の上を歩いた程度のことしか知らないよ

とコメントしている。

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image credit:MSCHF

 そんなわけで10月8日にStockXで発売された「ジーザス・シューズ」は瞬く間に完売。20足ほどの限定販売だったようだが、それでも価格を考えるとすごい勢いだ。

 今後、毎月第2・4火曜日午前11時にStockXで販売される予定らしいがそんなに数も多くないだろうし、しかもこれだけ人気が高いとなると争奪戦を勝ち抜くのはなかなか骨が折れそうだな。

References:Ny post/ MSCHF/ Stock xなど / written by usagi / edited by parumo

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