「つわりもなく、産休までバリバリ働けると思っていた妊娠8か月の私。通勤電車で吐いてしまい、2人の女性乗客に...」(東京都・20代女性)

2023年10月19日(木)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Nさん(東京都・20代女性)

妊娠8か月のNさんは息苦しさを感じながらも、職場へ向かうために電車に乗った。

電車内でどんどん息苦しくなり、降りようと立ち上がった瞬間、嘔吐してしまい...。

<Nさんの体験談>

妊娠8か月で、これまでつわりもなく、比較的元気に過ごしてきた私。

保育士をしていて、周りには「妊婦の身体で大変ではないか」と心配してもらうこともあったものの、自分では産休に入るまでバリバリ働き、身体の不調なく過ごせる気がしていました。

電車で座れば体調不良も落ち着くと思って...

お腹が張ったり、息苦しくなったりすることはありました。でも、しばらく横になっていれば、大丈夫になるので、それほど深く考えてはいませんでした。

休日をゆっくりと過ごした後の月曜日のこと。朝から息苦しさを感じたけれど、出勤の時間が迫っていて横になる時間はありません。

「きっとしばらくしたら大丈夫」と考えて、自宅から最寄り駅へ歩きました。だんだん苦しくなりましたが、「電車で座れば大丈夫」と言い聞かせました。

しかし、電車が発車しても、どんどん息苦しくなるばかり。

「無理かもしれない、次の駅で一度降りた方がいい」

そう思った時には、視界が歪んで見えていて、頭がぼやぼやしてきていました。

「駅に着いたので降りよう」と立ち上がった瞬間に嘔吐してしまい、そこから過呼吸になってしまい......。

そこへ2人の女性客が駆け寄って来ました。ティッシュや袋を出して、嘔吐を拭いてくれて声を掛け続けてくれました。

彼女たちは「降りようね」と私を抱えて駅で降り、ベンチに腰掛けさせ、駅員さんを呼んでくれました。

そして、「お大事にね、これ使ってね」とティッシュを差し出してくれました。

意識が朦朧としており、最後までお礼も言えず、顔を見ることもできないまま。少し経ったら落ち着いて、涙が出てきました。

助けてくれる人がいてありがたく、温かさを感じました。

忙しい朝に本当にありがとうございました。いつか会えたらお礼を言いたいです。

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