木村拓哉、ボディーガード役に初挑戦!1月期ドラマで主演
2017年10月20日(金)6時0分 シネマカフェ
日本において、警護する職業として一般的によく知られているSP(セキュリティーポリス)。彼らのように拳銃や殺傷能力の高い武器を持てない、あくまでも民間人に過ぎないのがボディーガード。しかしクライアントの依頼は絶対であり、どんな状況でも護らなければならない。もし武器の持たない状態で、有り得ない危機が訪れたら…!? 丸腰で危険と隣り合わせでいる彼らこそ“究極のサービス業”とも言えるのかもしれない。
これまで検事、パイロット、医師と様々な役を演じてき木村さんだが、今作で演じるのがこの民間警備会社のボディーガード・島崎章。過去の出来事をきっかけにボディーガードの世界からは身を引いていたのだが、身辺警護課の新設を機にボディーガードへの復帰を決意。しかし、なぜか自らのキャリアを隠したままに…。また私生活では、中学生の息子とふたり暮らし。だが、息子の思春期もともなってか、いまいち円滑なコミュニケーションはとれていない…。まさに“命の盾”ともいうべきボディーガード・章を、木村さんはどのように演じるのだろうか?
この物語を描くのは、「白い巨塔」「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」「緊急取調室」シリーズなどで知られる、人間描写の名手・井上氏。また、木村さんの主演作でも「GOOD LUCK!!」「エンジン」を手掛けている。今回13年の時を経ての再タッグが実現。“民間ボディーガード”という特殊な立場にある人々を題材に、濃密な人間ドラマを完全オリジナルで描いていく。
木村さんは、「“ボディーガード”という方々がどんな業務をされているのか——みなさんが抱いているイメージもあると思いますが、それを一掃するような作品になるのではないかと思っています」と言い、「スタッフ、共演者の方々とこれからどういうアプローチをしていけるのか、楽しみです」とコメント。役柄については、「過去のある出来事がきっかけで現在はボディーガードの世界からは退いているわけですが、その当時にはボディーガードという仕事に使命感・プライドを持って職務に就いていたのだと思います。過去に起きた出来事、それが章の心にどのような変化をもたらしたのか、しっかりと自分の中に落とし込んでいきたい」と意気込み。
今回タッグを組む井上氏については、「13年という年月を感じないくらい身近な存在」と明かし、「井上さんほど、本を作っていく過程で柔軟な方はいないんじゃないかと思うくらい、いつも出来上がってきた本に驚かされます。また、女性目線で描く男性の心理・世界もとても興味深いので、今回も井上さんが作ってくださる世界の中で、存分に章という男を担っていきたいと思います」と絶大なる信頼を寄せているようだ。
また、「ボディーガードは、普通に暮らしている人たちには遠い存在、無関係な世界と思いがちかもしれませんが、決して特別な存在なわけではない、ということを、この作品、そして島崎章という男を通してみなさんに伝えられたら嬉しいです」と呼びかけている。
また、木村さん演じる島崎章と共に警護対象者を護るチームの仲間たち、ボディーガードと激しく対立する警視庁のSP役に名を連ねる豪華共演陣も近日発表予定となっている。
木曜ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(仮)は2018年1月より毎週木曜日21時〜テレビ朝日系24局ネットにて放送予定。