42度では「熱すぎる」 湯舟が恋しい季節に必見「科学的根拠に基づいた正しいお風呂の入り方」
2021年10月20日(水)21時0分 Jタウンネット
これまでの暑さから一転、一気に秋めいて来た2021年10月中旬。この記事を執筆している19日夜時点、筆者の住む神奈川県川崎市の気温は15度を下回り、窓の外で冷たい雨がポツポツと降っている音が聞こえる。
寒くなってくると恋しくなるのが、やっぱりお風呂。冷えた体を湯船で温める時間は至福のひと時だ。このところ、お風呂や布団が無性に恋しくなっている人は記者だけではないはずだ。
そんな人におすすめの漫画が16日、ツイッターに投稿され話題だ。
「科学的根拠に基づいた正しいお風呂の入り方」
そんなコメントを添えて漫画を投稿したのは、「お湯でほころぶ雪芽先輩」(フレックスコミックス)などの作品で知られる漫画家の三簾真也さん。
石けん会社の新入社員・温美めぐりとその教育係・雪芽先輩が繰り広げる社会人お風呂コメディである同作の一部を自身のツイッター上で公開した。
「少し熱すぎるわ」
湯船にお湯を張る温美にそうアドバイスする雪芽先輩。正しいお風呂の入り方とは、いったい——?
「半身浴は臓器に疾患がない限りあまりメリットがないもの」
「42度以上のお湯は夜寝つきが悪くなるの 40度くらいがいいわ」
そう言ってまず、40度くらいのお湯を湯船にたっぷりと張った先輩。水温計を使って温度を測るほどの徹底ぶりだ。
温美が「半身浴じゃないんですね」と意外そうな声を上げると、
「半身浴は臓器に疾患がない限りあまりメリットがないもの」
と、諭す。
先輩によれば、半身浴だと「科学的根拠に基づいた正しいお風呂の力」を半減させてしまうのだという。
入浴剤で「お湯の濃度」をあげる
先輩に導かれるまま、一番風呂を楽しもうと勇み足の温美。そんな彼女に先輩がまずはかけ湯をするように促す。いきなり湯船に浸かってしまうと、血圧を急に上げることになり危険なのだ。
さらに、実は一番風呂が肌に良くないと補足する。浸透圧の働きで起こるふやけが、肌のキメを乱してしまうというのだ。これを防ぐため、あらかじめ入浴剤を入れてお湯の濃度を上げておくと良いのだそう。
準備を済ませ、しっかり首まで浸かってみると......。
「こりゃまた新しい!風呂テロ...」
導かれるまま、すっかり至福の時を過ごした温美。就寝1時間前に15分ほどお湯に浸かることで、とても深い睡眠を取ることができるそうだ。
これはぜひとも試してみたい!ツイッター上でもこんな反応が寄せられ、盛り上がりを見せている。
「これだ! 上手く眠れないので試してみたいです!」
「冷え性の私でも、血行が良くなるかな...」
「寝付きが悪く毎晩夢を見るので とても勉強になります!
「こりゃまた新しい!風呂テロ...」
知っているようで知らなかったお風呂知識を他にも知りたい人は、ぜひ現在2巻まで発売されている単行本を手に取ってみてほしい。
(2021年10月21日10時追記:今回紹介した漫画は、小林麻利子著「ぐっすり眠れる、美人になれる! 読む お風呂の魔法」(主婦の友社)を元に執筆されています)