10月20日「リサイクルの日」不要品回収でワクチン支援を

2022年10月20日(木)19時45分 リセマム

リサイクル回収ボックス

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UNICEFと協力して途上国の子供たちにワクチン支援を行う「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(以下、JCV)では、10月20日の「リサイクルの日」にあわせて、不要品回収によるワクチン支援を呼びかけている。

 世界でワクチンがないために感染症で命を落とす子供たちは、1日4,000人と言われている。5歳未満で亡くなる子供の約3分の1人はワクチンで予防が可能だ。JCVは、子供たちの命を救うために開発途上国にワクチンを贈り、子供たちの未来を守る活動を行っている。現在、子供ワクチン支援活動の大きな柱の1つとなっているのが不要品回収。書き損じはがきや使用済み切手、ペットボトルキャップ、古着や古本等、さまざまな不要品の回収が求められている。

 2022年の不要品回収による支援は、9月までで4,982万7,196円にものぼり、これはポリオ・結核・はしか等のワクチン249万1,359人分に相当。SDGs活動への関心が高まる中で、その取組みの一環として個人だけでなく、全国の多くの企業・団体の支援が増えている。

 特に、ペットボトルキャップ回収に関しては、協力するリサイクル・回収事業者が、2021年から8社増えて87社となった。回収されたペットボトルキャップは、その売却益の一部が子供ワクチン支援に寄付される一方で、回収に協力するスーパーマーケット等で買い物の際に使用される「買い物かご」としてリサイクルされる。このような循環性のある取組みが広がり、活動への関心が高まる中で、ゴミやCO2排出量の削減、マイクロプラスチック対策等に貢献している。

 個人でできる不要品回収によるワクチン支援への参加には「書き損じはがき」「使用済み切手」「テレホンカード」「ペットボトルキャップ」等の回収、その他「使わなくなったもの」で協力する方法がある。

 書き損じはがき、使用済み切手、テレホンカード等の回収は、JCVに郵送可能。書き損じはがきは郵便局で切手シートに交換され、使用済み切手やテレホンカードは、コレクターに買い取られて1kgで約1,500円の寄付となる。図書券や商品券の金券、収入印紙等も可能。詳細は、Webサイトにて確認できる。

 個人で集める少量のペットボトルキャップは、スーパーマーケットや百貨店の回収ボックスへ持ち込める。持ち込み可能な店舗はWebサイトにて検索できる。

 その他、貴金属や宝石、ブランド品、衣類や服飾雑貨、食器、書籍、CD等の不要品は、Webサイトに掲載されている買取業者を通じて、子供ワクチン支援に協力が可能。買取は、郵送や店頭での買取、集荷等、業者により方法は異なるため、Webサイトにて確認が必要。また、寄付が可能な不要品かどうかは、JCVに相談できる。

 身の回りのさまざまな不要品の回収が、途上国の子供たちへのワクチン支援を行う活動となり、子供たちの未来を守る活動へとつながっていく。

リセマム

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