ちょっと変わった消防署の建物、そのワケは?

2017年10月21日(土)7時35分 Jタウンネット

[Jステーション−広島ホームテレビ]2017年10月11日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」の「ひろしま建物探訪」のコーナーで、ちょっと変わった消防署の建物が紹介されました。


テーマは開放性


広島市西消防署は、固定概念が覆される、個性的な建物です。そこに出場訓練が始まりました。隊員たちはテンポよく訓練に励んでいます。中は吹き抜けで、開放的な空間が広がっています。毎年多くの見学者が訪れるとのこと、この見える消防署が注目を集めるのはなぜなのでしょうか。


案内してくださったのは、広島市西消防署・予防課の長谷部穂奈美さん。


テーマは開放性だといいます。建物は地下1階から地上8階まであり、1階には消防車をはじめ、救急車が出動に備えて整備されています。消防隊員も出動に備え、日々訓練を繰り返しています。


あらゆる場所に、消防署ならではの工夫が考えられています。上からでも消防車が見えるように、階段もスケルトンとなっています。建物には、主にガラス素材が使われています。


4階にある展示室は、ガラス張りの床に、資料が収納されています。建物側面もガラスで、ガラスルーバーと呼ばれる羽根板が使用されています。3方向がガラスのルーバー2400枚で覆われているので、外からでも中の職員の様子が見えるとのことです。


吹き抜ける風が気持ちいい、まるで迷路のような構造。実は消防署では珍しく、屋内に訓練施設があるので、雨が降っても訓練ができるのだそうです。


内部の吹き抜けを利用して、隊員たちは救助に必要な訓練に励んでいます。見えることで伝わる信頼が生まれています。安心安全を支える建物として、この消防署の存在意義は大きいですね。(ライター・石田こよみ)

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