参考になる~!3歳から始めたお小遣いが効果テキメン、駄々っ子だった息子に表れた大きな変化とは

2021年10月20日(水)10時29分 マイナビ子育て

学費に教育費、日々の食費や日用品費など、子育て中は何かとお金がかかる時期。そんなお金に悩むパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術をインタビューする本連載。今回のテーマは悩みがちな「子どものお小遣い」。工夫しながら上手に管理しているワーママ3名の事例を紹介します!

「子どものお小遣い」って何が正解かわからない!

※写真はイメージです

「子どものお小遣い」って、ママ・パパにとって大きなお悩みトピックですよね。毎月決まった額をあげるのか、それともお手伝いをするとあげる仕組みにするのか。額はいくらなのか、何歳から渡すのか、などなど、考え始めるといろいろな「どうすれば?」が浮かんでくる話題です。

今回はそんな悩める皆さんの参考にしてもらおうと、お小遣い制度をうまく活用している共働き家庭3組のケースを取り上げます。ぜひチェックしてみてください!

Case.1|定額制+報酬制の併用型

小学6年生の男の子と小学3年生の女の子がいるナナさん(@nana_kakeibo)は、お小遣い制度自体をひと工夫。毎月決まった額に加えてお手伝いをしたときの報酬も一緒に渡しています。金額は1日80円×平日20日=1600円で、6年生はさらに+500円、小学3年生は+300円。報酬のほうは「お風呂を洗う」または「ごはんを炊く」ことで、1回あたり50円を渡す決まりです。

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このスタイルになったのは「定額制と報酬制のメリット・デメリットを考慮した結果」とナナさんは話します。定額制は一定額が必ずもらえるため、その範囲内でやりくりするための管理方法や計画的な使い方を学びやすいものの、もらうことが当たり前なので、お金は労働の対価ということが身につきにくいのが難点。また、お祭りなど特別なイベントがあると、まかなうことが難しく、お金が足りなくなりがちです。

一方で報酬制は「お金をもらうためには働かなければいけない」という社会のルールを学べる一方で、「お金をくれないとお手伝いしない」と言い張ったり、報酬がないと努力しなくなったりする心配が。また、そもそも働かない場合はもらえる額が少なく、使う経験を積みにくい点が考えられます。

そこでお互いのメリットを伸ばし、デメリットを補い合う併用型に! 「お伝いはお金をもらわないとしない」問題は、報酬をもらえるお手伝いを限定し、そのほかに関しては「家族の一員として家のことをやって、生活していくのは当然のこと」と子どもたちに丁寧に説明。実際、子どもたちはそのほかのお手伝いも当たり前にやっているそうですよ。

Case.2|おうちアルバイトの「基本給+α」がお小遣い

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中学1年生と小学4年生の子がいるしまかなさん(@sima.kana.simple)は、毎月の基本給+αをお小遣いとして設定。+αの中身はお手伝いをしたときのおうちアルバイト代と、テストで100点を取ったり、習い事の公式大会で自己ベストを更新したりしたときのボーナス代だとか。おうちアルバイトの中身はゴミ捨て、部屋掃除、お風呂掃除など。それぞれ30円〜100円の範囲で細かく設定しています。

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しまかな|小学生とワーママの家を整えるアイデア!(@sima.kana.simple)がシェアした投稿

お小遣いに関する項目が多岐にわたるため、親側は管理するのが大変そうですが、そこはしまかなさんの工夫が光るところ! 自作の「おうちアルバイト表」を作成し、ゴミ捨てやお風呂掃除などお手伝いの項目ごとに分け、子どもたちはそのお手伝いが完了するとシールを貼る仕組みに。

しまかなさんは月末に積み上がったシールの枚数を確認して締め、基本給やボーナスと一緒に、これも自作の「給料支払い明細書」に記入、月初に月謝袋に現金を入れて支給しています。本当のアルバイトみたいで本格的ですね!

「アルバイトに関してはチャンスは多いものの、やるかやらないかは本人次第」と、しまかなさん。毎月コツコツ取り組む息子さんと、夏休みなどの長期休みに一気に稼ぐ娘さんとでは、性格の違いが見られるとか。ただ二人ともこの仕組みのおかげでお小遣い制度を楽しく続けているそうですよ。

Case.3|3歳からと早期にお小遣い制をスタート

この春から小学生の長男くんがいるりささん(@riiisa__02)。彼のお小遣いは3歳のころからスタートしたそうです。長男くんがもらったお年玉の一部を原資とし、月に500円を渡してきましたが、スタートから3年、いくつもの変化がありました。

もともとお小遣いを始めたきっかけは、「当時、息子が出先で度々言っていた『ガチャしたい!』の口癖でした」と話すりささん。それに毎回イライラするのが嫌で、お小遣いの範囲でなら目をつぶろうと考え、制度を導入することに。実際に効果はテキメンで 「私が『ダメ!』と言うことがほとんどなくなったせいか、息子が駄々をこねることがなくなりました」(りささん)。親子ともにハッピーな時間が増えたわけですね。

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りさ@9年で3000万円貯めたママ(@riiisa__02)がシェアした投稿

さらに長男くんは「お金って使うとなくなるんだ」という事実を3歳にして理解するように。「ガチャしたい!」の口癖がすっかり消えたばかりか、6歳となる今は、決まったお金の中でやりくりし、欲しいもののためにお金を貯めるため、ほかのものは諦めるといった、欲しいものの優先順位を考えることまで身についたそう。早くからのマネー教育が実を結んだ結果と言えます。

「お小遣い」はお金のことを学ぶいい機会

今回紹介した3名に共通するのは、お小遣いを通して家計管理や上手に使うことの大切さを子どもたちに知ってほしいと考えていること。そのため3名とも、お小遣いで買うものに関しては「基本的に口を出さないようにしている」とのこと。一見大人には無駄に思えるもの・ことにお金をたくさん使ってしまった経験も必要だと考えているようです。子どもの頃から小さな失敗を繰り返し、お金の使い方を正しく知っていくことが大事なのですね。

春は子どもたちが進学・進級する季節。この春から「お小遣い制度」をスタートしたり、新たに額を変更したりするご家庭も多いと思いますが、ぜひ自分たち親子に合った方法で、楽しく取り組んでいってくださいね!

(取材・文/江原めぐみ)

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