東京女子医大、新学長に山中寿氏…信頼回復と組織の再建へ
2024年10月21日(月)15時15分 リセマム
今回の学長任命は、体制刷新に基づく重要なステップとして、同大学の信頼回復とさらなる発展に向けたリーダーシップを強化するためのもの。
新学長に選任された山中寿氏は、三重大学医学部を卒業後、三重大学医学部第三内科を経て、1983年に東京女子医科大学付属リウマチ痛風センターに入職。Scripps Research Institute(La Jolla, CA, USA)研究員、1991年から2019年まで東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターにて講師・助教授・教授・所長などを歴任。2019年 国際医療福祉大学 リウマチ・膠原病内科学教授に就任。2020年より山王メディカルセンター院長、予防医学センター長、リウマチ・膠原病内科部長就任などの経歴をもつ。
専門分野は内科学、リウマチ学で、おもな研究テーマは、リウマチ性疾患(関節リウマチ、痛風)における臨床研究。特に大規模な疾患コホートを用いたReal World Evidence構築、EBMに基づくガイドライン作成など。
東京女子医科大学は新学長選任にあたり、「山中寿新学長は、これまでの豊富な経験と高い専門性を生かし、学生・保護者をはじめ、教職員、社会に対して質の高い教育環境を提供し、学術・研究の分野でも当大学のさらなる躍進を目指していく。新学長は、教育や研究において広範な知識と実績を持ち、社会的信望も厚く、これからの大学運営における信頼回復と組織の再建に向けても、リーダーシップを存分に発揮することが期待されている。今後も、同大学は新学長のもと、教育の質向上に取り組み、社会に貢献する優秀な人材の育成に努める」としている。