【大学受験2027】三重大、全5学部に総合型選抜を導入
2024年10月21日(月)11時9分 リセマム
総合型選抜とは、提出書類や面接、論文、プレゼンテーションなどを通して、受験生の能力・適性・意欲などを総合的に評価する入試方式。文部科学省によると、2023年度(令和5年度)入学者選抜では、国立大学の78.0%が総合型選抜を導入している。
三重大学では、アドミッションポリシーに合致し、地域・社会・世界とのつながりを通して、行動する力と新たな価値を創出するマインドをもつ意欲ある人材を確保するため、多面的・総合的に評価する「総合型選抜」を2027年度入学者選抜から導入するという。
対象となる学部・学科・コースと募集人員は、人文学部12人(文化学科7人、法律経済学科5人)、教育学部5人(音楽コース1人、美術コース2人、体育コース2人)、医学部10人(医学科5人、看護学科5人)、工学部総合工学科28人(機械工学コース5人、電気電子工学コース8人、応用化学コース10人、情報工学コース5人)、生物資源学部生物資源総合科学コース15人。5学部で計70人。
出願期間は、2026年9月。医学部医学科と工学部機械工学コース・情報工学コースは、大学入学共通テストを課し、合格発表日は2027年2月。それ以外の学部・学科・コースは大学入学共通テストを課さず、2026年11月に合格者を発表する。
選抜方法や出願要件は、学部・学科・コースによって異なり、たとえば人文学部では第1次選抜の書類選考を経て、第2次選抜でプレゼンテーションを含む面接に加え、文化学科は小論文、法律経済学科は英語の筆記試験を行う。医学部医学科は、第1次選抜で書類選考、第2次選抜でプレゼンテーションと面接、第3次選抜で大学入学共通テスト(6教科8科目)を課す。医学部看護科では、英語4技能の資格・検定試験のスコア・等級を出願要件の1つにしている。
なお、総合型選抜の詳細は2025年4月までに公表予定としている。