【クイズ】卵を見て判断できる? 『餃子の王将』の「天津飯」はどれだ?
2023年10月21日(土)10時50分 食楽web
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●クイズです。上のA〜Dの写真は、人気中華チェーン店の「天津飯」です。この中で、あの『餃子の王将』の「天津飯」はどれでしょう? 他の3つは、『大阪王将』、『バーミヤン』、『れんげ食堂 東秀』の天津飯です。
今年の2月頃から、“卵不足”が深刻化して、飲食店から卵関係のメニューが続々と消えました。とくに中華屋チェーン店では「天津飯」の販売中止が相次ぎ、食べたくても食べられない日が続きました。しかし、この状況も夏頃から徐々に緩和され、今では「天津飯」を中華屋で気軽に頼めるようになりました。
ご存知の方も多いと思いますが、「天津飯」は、中国発祥の料理ではなく、日本の中華料理屋さんが開発したメニュー。ふわふわのカニ玉、その上にとろんとした甘酢餡。ごはんに絡まる、あのふわとろ玉子餡の旨さときたら!
しかし、この天津飯、卵のふわとろ具合や餡の味など、お店ごとにかなり違います。4つのうちから、『餃子の王将』の天津飯を当ててみてください。
『餃子の王将』の天津飯はこれだ!
『餃子の王将』の「天津飯」539円。こちらは京風ダレ
答え:『餃子の王将』の「天津飯」は、Dでした。
『餃子の王将』の「天津飯」は、カニカマが上にのっていて、それがはっきり目視できるのがビジュアル的な特徴。そして、ふわふわの卵にネギが入っていて、上にかかる特製餡は、「甘酢」、「塩ダレ」、「京風ダレ」の3つからチョイスできます。
カニカマがたくさん! 写真は京風ダレ。ちなみに関西の『餃子の王将』は、この京風ダレがデフォルト
その京風ダレは、とろみがしっかり強めで、天つゆを彷彿させるさっぱりしたダシ風味。そして玉子とカニカマ、ご飯と餡を一緒にレンゲですくって食べてみると、粒立ちの良いお米がとろとろ玉子&餡と一体となって、優しくてやわらかな味わいです。玉子のまろやかな味、薄味のダシの塩梅も完璧です。
『大阪王将』の天津飯は?
『大阪王将』の「ふわとろ天津飯」540円
『大阪王将』の「ふわとろ天津飯」は、Cでした。
名前のとおり、ふわとろ感が半端ないまん丸タイプで、とろ〜りなめらかな質感の餡が、さながら暗闇に浮かぶ満月のようなビジュアルなんです。
カニカマが入った『餃子の王将』と違い、具材は玉子のみというシンプルさ。天津飯=カニ玉というイメージが強いので、“カニなし”に不安があるかもしれませんが、これが予想のはるか上を行く美味しさです。餡のとろみ具合は『餃子の王将』よりゆるめですが、甘すぎずしょっぱすぎず、旨味がしっかり染み込んでいます。
『大阪王将』の「ふわとろ天津飯」の玉子はふわふわで分厚い!
そして、なによりも玉子部分が分厚い。厚みが3センチくらいあるでしょうか。『大阪王将』の天津飯は、まさしく玉子を存分に味わうタイプなのです。
『れんげ食堂』と『バーミヤン』はどれ?
『れんげ食堂 東秀』の「天津飯」550円
残るAとBの解答ですが、Aが『れんげ食堂 東秀』、Bは『バーミヤン』の天津飯でした。
『れんげ食堂 東秀』は、オリジン弁当を手掛ける「オリジン東秀」が手掛ける町中華チェーンで、東京、千葉、神奈川を中心に展開しています。リーズナブルかつ気軽に入れる明るいお店なので、いま若い人にも大人気です。
『れんげ食堂 東秀』の天津飯は、今年の卵不足の時期も玉子をたっぷり使って提供していました
その『れんげ食堂 東秀』では、今年の卵不足の時期にも「天津飯」を頑張って提供していました。半熟とろとろ&ふわふわ玉子に、ネギがのっているのが特徴。餡もたっぷりかかっていて、口にすると、中華ダシが効いた醤油味が口内にパッと広がります。
酸味はほぼなく、ほんのり甘め。卵と餡がなめらかで口当たりがよく、ご飯と混ざり合って、舌の上でつるんと消えていくよう。550円でこの美味しさは嬉しい限りです。
では、最後にBの『バーミヤン』の特徴を見ていきましょう。
『バーミヤン』の「天津飯」599円
今年の前半、卵不足の時期に話題になったのが『バーミヤン』のメニューから「天津飯」が消えたことでした。しかし7月中旬に復活! 喜んでいる方も多いのではないでしょうか。
バーミヤンの天津飯は、ほかの3店と比較すると、玉子の厚みは薄めで、なおかつ餡の味もかなりあっさりしています。天津飯だけだと少々、物足りないのですが、餃子やから揚げと食べるとちょうどよい味&量。ちなみに「天津炒飯」というメニューもあり、ごはんの部分が炒飯になっているので、単品で食べるならこちらがオススメ。
かなりあっさりしている『バーミヤン』の天津飯(食楽web)
というわけで、「天津飯」好きの人には簡単な問題だったかもしれませんが、各社、非常に天津飯に力を入れていることがよくわかりますよね。みなさんの推し「天津飯」はどこのでしょうか?
(撮影・文◎土原亜子)