都内で女性1名「はしか」陽性…注意呼びかけ
2024年10月23日(水)14時15分 リセマム
都内で陽性が確認された麻しん患者は、40代女性(ワクチン接種歴不明)。発病は10月12日とされており、発熱、発疹、咳、鼻汁、コプリック斑(口のなかの頬の裏側の粘膜に出現する、やや隆起した1ミリメートル程度の白色の小さな斑点)がみられる。
保健所において疫学調査を実施したところ、10月11日〜10月15日、飲食店「バーミヤン足立保塚店」を利用し、不特定多数の人と接触した可能性があるという。
東京都は、該当日に施設を利用した人に対し、麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血など)が現れた場合は、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えるほか、受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診するよう注意を促している。
麻しんは感染力がきわめて強い感染症で、感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2〜3日熱が続いたあと、39度以上の高熱と発疹が出現する急性の全身感染症。一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われており、ワクチンによる予防接種が有効な予防方法となる。麻しんの定期予防接種は、第1期が1歳児、第2期が小学校就学前の1年間とされており、まだ受けていない、接種歴がわからない人はかかりつけ医に相談のもと、早めに予防接種を受けることを勧めている。