貯まらない本当の原因かも!?「急な出費」を考える

10月26日(金)11時30分 All About

支出には、毎月発生するもの以外に、突然やって来る「急な出費」があるのです。それにいかに対処していくか、それが貯まる家計管理の大切なポイントなのです

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予算取りで「想定外」や「忘れがち」に備えよう

毎月、貯蓄しているのに、なぜか通帳の額は増えない——。日々そう感じている人は、少なくないのではないでしょうか。でも、じっくり考えてみてください。たとえば、ここ最近、急な出費はありませんでしたか。

「そう言えば、今月はエアコンを修理したなあ。先月は……、ああ、会社の後輩の結婚式に出たんだっけ」

いわゆる、想定外の支出、急な出費がその理由というわけです。この手の支出が厄介なのは、〈たまにあるもの〉と思い込んでしまうこと。しかし、実際は冠婚葬祭や家族の医療費、家電の修理や買い替え、入学や就職のお祝いなど、実は思った以上に多く、金額も小さくありません。

また、年間を通せば必ず発生する「忘れがち」な支出も要注意。毎月ではないだけに事前の用意を忘れ、結果的に急な出費と同じ状況になりやすいのです。その例として、固定資産税、自動車税といった税金、家族の誕生日や記念日、お年玉、年払いの保険料など。

その対処法ですが、おススメなのが事前に予算取りをすること。毎月積み立てている貯蓄の一部を、そういった出費に備える予備費として、別口座に貯めます。もちろん、当初予定していた金額を超えることもありますが、貯蓄の取り崩しが減る分、貯蓄プランはより確実になるはず。また、年間の予備費が余れば、そのまま貯蓄に回すことで貯蓄額もアップします。

「惰性で支出してしまう」ことからの脱却

さて、ここまでは毎月数万円は貯蓄でき、多少なりとも貯蓄がある家計での話です。急な出費のあるなしに関係なく、そもそも家計はいつもギリギリ、貯蓄もほとんどないという家計の場合はどうでしょう。当然、別枠で予算を取る余裕なんてありません。それでも、多かれ少なかれ、急な出費は発生するのです。

こういうケースで取り組むべきことは2つあります。まず、そうは言っても、貯蓄できる家計を目指すために、家計自体を一から見直しましょう。その結果、たとえ、毎月1万円しか貯められないとしても、「0」よりははるかに進歩と考えてください。継続することで、予備費は少しずつでも増え、貯める習慣付けにもなりますから、一石二鳥です。

もうひとつは、急な出費の必要性を再度考えてみることです。家族が入院すれば、その費用は何はさておき優先すべきもの。冠婚葬祭費も必要でしょう。しかし、すべての付き合いや慣例に応じたため、貯蓄が底をつくというのはおかしな話です。友人・知人、勤務先、近所、学校でのさまざまな集まりやイベントは、すべて必要かどうか。もし、それが家計負担になるような出費をともなうなら、参加しないという判断もあっていいはずです。

家計と急な支出の内容、ともに見直すことが大切

すべてを「お金がないから」と切り捨てるのは、確かに寂しいものがあります。とくに子供に肩身の狭い思いをさせるのは、親としても辛いところ。そこはバランスを見ながら、上手に調整してみてください。誕生日やクリスマスなどの家族の祝い事は、支出を抑える工夫ができるはずです。

また、急な出費が必要と判断したら、他の支出をカットするくらいの割り切りも必要。避けるべきは「数千円だから」「年に1、2回だから」と、惰性で支出してしまうこと。そういう点を見過ごさないことは、家計防衛の大切なポイントなのです。
(文:清水 京武(マネーガイド))

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