栄養効果が薄まる意外な食べ合わせ!食生活を見直すときの落とし穴!

2022年10月26日(水)6時0分 ココカラネクスト

 生活習慣病を予防、または改善するために食生活から見直す方も多いかと思います。

「健康に良さそうだから」「これ美容にいいんだよね」と、何気なく食卓に並んでいるおなじみの食材。

自炊や外食のとき、「食べ合わせ」をどれくらい意識していますか?

例えば脂っこいものと、水分の多いものを一緒に食べると消化不良を起こす、など昔から様々な言い伝えのある「食べ合わせ」。

実は、食べ合わせによっては食材が本来持つ効果を打ち消してしまったりする可能性があるので、気を付けたい食べ合わせとその解決策についてです!

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気を付けたい食べ合わせ7

1.しらす+大根

え!この食べ合わせダメなの?!とこの記事を書きながらとてもびっくりしています。
このいかにも体に良さそうな組み合わせ…私もよく作ってました(泣)
実は、大根には「リジンインヒビター」という酵素が含まれており、これがしらすに含まれている必須アミノ酸「リジン」の体内への吸収をしづらくしてしまいます。

解決方法

酢を加えることで食べ合わせの悪さを解消できるので、ポン酢をかけるのがおすすめです。(ゆずぽんをかけて食べるのが大好きだったので一安心)

2.ほうれん草+ごま

おばあちゃんも作ってくれてた「ほうれん草の胡麻和え」…この食べ合わせがだめならもう一体どうしたらいいのでしょう(泣)
ほうれん草に含まれるシュウ酸(えぐみ)が胡麻のカルシウムと結合して、カルシウムを吸収しづらくしてしまいます。

解決方法

シュウ酸は水に溶けて流出するので、電子レンジなどは使わず、しっかり茹でて調理することでほうれん草のシュウ酸を約70%も減らすことが出来ます。

3.レンコン+ひじき

この食べ合わせ…よくコンビニでも売ってるのをみかけるのに…
貧血予防に鉄分を摂ろうとひじきを食べる方が多いですが、ひじきにレンコンを混ぜてしまうと、レンコンに含まれるタンニンがひじきの鉄分を吸収しづらくしてしまいます。

解決方法

鉄分を意識して摂りたいときは、タンニンを含む食材や飲み物を一緒に摂らないようにしましょう。
逆にビタミンCを含む食材を一緒に摂ると鉄分がより吸収されやすくなります。

4.トマト+きゅうり

カットするだけでお手軽サラダにもなるトマトときゅうり。
しかしきゅうりに含まれるアスコルビナーゼはトマトのビタミンCを壊してしまう働きがあります。

解決方法

アスコルビナーゼは酸に弱いので、ビネガーを使ったドレッシングやマヨネーズをかけるとビタミンCをしっかり摂取できます。

5.納豆+生たまご

生たまごの白身に含まれるアビジンが、納豆に含まれるビオチン(髪をつやつやにしてくれる成分)を吸収しづらくしてしまいます。
毎朝欠かさずこの食べ合わせをしている私はもう一体どうしたらいいのでしょうか。

解決方法

生たまごに含まれるアビジンは熱に弱いので、半熟卵にするか白身を取り除いて食べましょう。
(いつも白身は取り除いてたのでセーフでした!)

6.ココア+ミルク

ココアってミルクに溶かすのが定番じゃないんですか?!(泣)
実は牛乳の乳タンパク質が抗酸化作用のあるココアのポリフェノールの吸収を邪魔してしまいます。

解決方法

ポリフェノールを摂りたければチョコレートがおすすめ。
その際の飲み物は、乳製品以外のものをチョイスすると良いでしょう。

7.ゆでたまご+ほうれん草

鉄分豊富なほうれん草は女性の貧血予防に適した食材ですが、卵を茹でると卵白に含まれているアミノ酸が分解され、硫化水素が発生します。
これがほうれん草の鉄分の体内吸収をしづらくしているのです。

解決方法

硫化水素はすぐに気化してしまうので、ほうれん草と合わせる場合はスクランブルエッグやオムレツなどにして食べましょう。

いかがでしたか?

「いつも食べてる!」なんて方も多かったのではないでしょうか?

ちなみに私はほとんど食べていました…

生活習慣病を改善するために、食生活を見直す際には、こういった落とし穴に注意をしてみてくださいね!

食材の相性の良し悪しを知れたので、今後は一工夫することを意識してみたいと思います!

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

ココカラネクスト

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