山火事に遭い、全身に火傷を負ったピューマの赤ちゃん。奇跡的に救出され一命を取り留める

10月26日(月)18時0分 FINDERS

文:山田山太

東京都の6倍の面積が消失

アメリカ・カリフォルニア州では、今年8月中旬から山火事が発生。総面積およそ1万2500平方キロメートル以上と、東京都の6倍近い範囲が消失。未だ多くの地域が鎮火しておらず、懸命な消火活動が続いている。

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同州シャスタ郡、オノ、及びイゴ地域で発生した「ゾッグ・ファイア」もそのうちの一つ。カリフォルニア大学の提供する「FireMappers」によれば、9月27日から始まったこの山火事は、現在ほとんど鎮火しているものの、200平方キロメートル以上の範囲が消失した。

そんなゾッグ・ファイアの中、生後3週間から4週間と見られる1匹のピューマの赤ちゃんが、先月末に消防士によって救出された。命に別状はなかったものの、全身に火傷を負い、ヒゲは焼け落ちてしまっていた。

このピューマは、カリフォルニア州魚類・野生生物局にて保護された後、現在は同州のオークランド動物園に移送された。同局に勤め、ピューマの移送を担当した野生生物学者によれば、「警戒心がとても強く、活発な子だったので、大丈夫だろうと希望を持つことができました」とのことだ。また、オークランド動物園職員のエリン・ハリソンさんは「この子が生きているのは奇跡です」と『CNN』の取材に語った。

現在オークランド動物園はUCデイビス動物病院と協力し、このピューマの火傷の治療を行っており、鎮痛剤や抗生物質、水分補給が行われている。

また、煙を吸ったことによる肺の損傷と骨折がないかを調べるためにX線写真の撮影を行ったが、問題は見られなかったとのことだ。ただ、前足の軟部組織に大きな損傷が見られたとのこと。担当獣医は「油断はできませんが楽観視しています」と語っている。

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保護されたピューマの今後

野生のピューマは自分で狩りができるようになるまでの約2年間を母親と共に過ごすため、今回保護されたピューマは野生に戻すことはできず、このまま動物園で育てられる可能性が高いという。

カリフォルニア州では、乾燥などの気候条件が揃う夏頃、毎年のように山火事は発生している。しかし今年は特に規模が大きく、過去18年で最も深刻なものだったとのことだ。カリフォルニア州の空が不気味なオレンジ色に染まった映像を観たという人も多いだろう。

また、2019年9月から今年2月にかけて発生したオーストラリアの大規模な山火事も記憶に新しい。ポルトガルの国土面積を超える範囲が消失し、多くの野生動物が命を落とした。

いずれの山火事もさまざまな条件が重なってしまった結果ではあるが、年々進行する地球温暖化が原因という意見もある。まずは自分たちの身近なところでできることを探し、少しでもこういった被害の回避、回復に協力していきたい。

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