「混雑した電車に足腰の悪そうなおばあさんが乗車。窓側席を譲ろうとしたら、大きな荷物の中年男性が...」(北海道・女性)

2023年10月26日(木)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Nさん(北海道・年齢不詳女性)

電車で窓際の席に座っていたNさんは、足腰の悪そうなおばあさんが乗り込んで来たのを見つけた。

そこで席を譲ろうとすると、隣に座っていた大きなキャリーバッグを持った男性客が......。

<Nさんの体験談>

北海道千歳市は北海道の玄関口「新千歳空港」があり、そこから札幌へ向かうJRは私たち地元の者には日常の移動でも、タイミングによっては旅行者で溢れかえっている路線です。

新型コロナが出て来るかなり前のこと。札幌に行く用事があった私は、千歳駅からその路線に乗りました。

札幌へ向かう電車内で...

乗った時はかなり空いていて、窓際の席に座ることができました。

私の隣の通路側席では40〜50代くらいの男性が、持っていた大きなキャリーバッグが周りの邪魔にならないように心掛けながら、iPadを操作し続けていました。

電車が次の駅に止まると、たくさんの人が乗ってきて通路も満杯になるほど。混み合う中に、足腰の悪そうなおばあさんを見つけました。

その人に座ってもらうために、声を掛けようと腰を上げた時、隣の男性が無言で私より素早く立ち上がりました。そして、私の動きを静止させようと手をかざしてきたのです。

「私が空けますから、貴女は座ってて」という心の声が聞こえるようでした。

かざされた手の圧に驚いた私は何も言えず、席に腰を落とし、その方が丁寧におばあさんを席に誘う様子を見守っていました。

その後、通路に立ったその方は何事もなかったかのように再びiPadを操作しておられました。

スマートな身のこなしと思いやりにとても心が満たされました。そんなに特別な事ではないんだけれど、特別な瞬間に感じました。

スマートにナチュラルに親切な事ができる、そんな人が本当に素敵ですね。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくはtwitter.com(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

Jタウンネット

「北海道」をもっと詳しく

「北海道」のニュース

「北海道」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ