GoogleとNASAが投資!空飛ぶタクシー営業開始間近? 新たな交通手段の誕生か!

10月27日(火)16時0分 tocana

※画像は、Thinkstockより

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 国交省によると通勤ラッシュでもっとも混雑率が高いのは、山手・京浜東北線の上野・御徒町駅区間で233%という驚異的な値を記録している。この要因は高崎線、宇都宮線の都心へ向かう旅客が一気に集中するためだそうだ。サラリーマンを悩ます深刻な通勤ラッシュであるが、カルフォルニアに拠点を置くSkytran社がNASAと提携して開発を進めている、「空飛ぶタクシー」が運用開始されれば一気にそういった問題も解決されるかもしれない。もう自動車社会は時代遅れなのだ。


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■NASAも提携、未来の公共輸送機関

 Skytran社がここ5年間に渡って研究しているのは、都市に走行用の軌道を高架に設置し、そこに4人乗りの完全にコンピュータ制御された、カプセル型リニアモーターカーを走らせるというものだ。簡単にいってしまえばモノレールの進化形といったところであろうか。今月末にはイスラエル第2位の都市テルアビブにてパイロット試験を行う予定だという。この開発にはNASAもパートナーとして技術提携しており、その関心の高さが伺える。

 試験走行は、イスラエルの主力航空機メーカーである、エアロスペース・インダストリーズ社の敷地に用意された約300メートルのレールを使って行われる。現在およそ時速100キロでの走行を想定しており、運用が開始されれば「未来の公共輸送機関」になると、Skytran社の代表取締役ジェリー・サンダースは考えている。「15分でサンノゼにサンフランシスコからなって想像してみてください。ラッシュアワーの時間帯に、たった5分でマンハッタンのミッドタウンにJFK空港から行ける素晴らしさを想像してみてください!しかも静かでプライベートな空間で」と自社サイトにて述べている。

■ニューヨークからワシントンDCをたった1時間で

 すべてがうまく行けば2018年までには最低でも3つのイスラエルの都市とアメリカにおいて、プロジェクトを開始したいとしている。「高架化によって建築物の規模が小さくすみ、土地問題の観点からも鉄道や地下鉄に比べ費用も安く抑えることが可能だ。それにリニアモーターカーは磁力で走るので環境にもやさしい」と、サンダース氏は語っている。その後順調に行けば、東京などでもSkyTranの展開を視野にいれている。

 「今までの交通システムはあまりに費用がかかりすぎることを今一度考えなおす必要がある。1キロ区間あたり地下鉄であれば、100億円から2000億円ほどはかかってしまう。しかし我々のシステムでは、どの区間であってもおよそ5千万円で実現可能なのだ。これは都市開発において非常に重要なファクターだ」と、同氏は語る。もう陸上の交通という概念は古いものになるのかもしれない。そうなればまさに「空飛ぶタクシー」ともいえよう。しかも今まで高速バスを使っても3時間半ほどかかったニューヨークからワシントンDCへの移動を1時間に短縮することができるとしているのだ。

■Googleまでもが投資する夢のシステム

 Skytran社のシステムは、スチールとアルミだけで作るため建設も解体も数日でできてしまうという。走行させるのに全て磁力の力だけで運用するという点で環境に非常に優しいと付け加えた。ボルチモアとイングルウッド、カリフォルニア州を含むいくつかのアメリカの都市も同社のシステムに関心を寄せているとサンダース氏は述べている。しかもあのGoogleの会長であるエリック・シュミット氏もこのプロジェクトの可能性に、数百万ドルの投資を行っているというのだ。

 多いに関心を集めているSkytranの特徴をいくつかご紹介しよう。

・プライベートを重視した利用者の為のサービス

 事前にアプリやネットから予約しておけば、駅につくと最大4名まで乗車可能なSkyTranが待機している。もう電車を待つという概念はないわけだ。目的地、時間を選んで後は駅に行くだけ。しかも、完全にプライベート空間なので他人の目を気にすることなくリラックスして目的地まで行くことができる。

・待ち時間、乗降時間ゼロの新構想

 今までは駅に止まる度に乗降する人の為に待たなくてはならなかった。しかし、高速移動用のレーンと乗降者用のレーンの分岐を作ることによって利用者は自分の降りる駅までノンストップで移動することができるわけだ。いっさいの煩わしさを省き、時間も節約できるというわけだ。この様は以下の動画で詳しく見ることができる。

・オンラインサービスの充実

 乗り込むとまるで飛行機のコックピットのように前面にモニタがあり、iPhoneの音声案内サービス「Siri」のように目的地の変更から現地の天候など様々な情報を知ることができる。

 現実からすると夢物語のような画期的なアイディアであるが、本格的な自動車社会になってまだ半世紀ちょっとということを考えると、新たな移動システムが登場してもなんらおかしくない。とりわけ東京のような狭い地域では、地下へ地下へと幾重にも路線を潜らせた結果、渋谷駅のような迷路が出来上がってしまっている。NASAとGoogleも提携しているだけあって、多いに期待したいところである。
(文=アナザー茂)

※画像は、Thinkstockより

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