ママ友に誘われお茶に行ったら、始まったのは「勧誘」 30分以上話を聞き続けたところで、奥の席のOLが...
2022年10月28日(金)11時0分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜あの日であった「私のヒーロー」〜 投稿者:Hさん(東京都・40代女性)
20代の時に長男を出産したHさんは、初めてのことだらけで忙しい毎日を送っていた。
そんな時、児童館でできたママ友からお茶に誘われて店に行ったのだが......。
<Hさんの体験談>
20代の時、横浜市で長男を出産し、初めてのことだらけであたふたする毎日を送っていました。
そんな時に児童館でできたママ友からお茶に誘われて近所のお店へ行くと......。そこで始まったのはいわゆる「勧誘」でした。
断ってもしつこい「勧誘」が続き...
私は「興味がないし、集まりにもいかない」と言って断ったのですが、相手は引き下がりません。そのまま30分以上、ママ友の勧誘は続きました。
あまりのしつこさに「困ったなあ」と思って顔を上げると、奥の席に座っていたOLさんがこちらを見ていました。
空いている店内で私たちの話が聞こえていたのでしょう。その人は私に向かって、口を動かしました。
「か・え・ろ・う」
そして、OLさんは席を立ち、私達の席に近づいて千円札をスッとテーブルに置き、「こんにちは、久しぶり! 私たちこれから用事があるの、これお茶代」と言ったのです。
私も彼女に合わせて「そうだった! ごめんね、もう時間だから」と慌てて財布からお金を出すという、ヘタな小芝居を打ちました。
「こんなヒーローみたいな人が実在するんだ」
OLさんはそのまま私の手を引いて店の外へ連れ出してくれました。そして、
「急で驚いたよね。あんな話にいつまでも付き合ってちゃだめよ。見てるかもしれないからあの角を曲がるまで一緒に歩こう」
と......。私は彼女に何度もお礼を言って、彼女が出してくれていた1000円をお返ししました。
こんなヒーローみたいな人が実在するんだ、と感激しました。勇気ある女性に本当に感謝です。
ママ友とはそれ以来会っていません。
ピンチの時に現れた「私のヒーロー」との出会い、聞かせて!
絶体絶命のときに救ってくれた、辛いときに励ましてくれた——あなたに、そんな忘れられない「ヒーロー」は、いるだろうか?
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