現代のノストラダムスが「ゾンビによる世界の終末」を予言! 血と精神的な拷問、多くの首が切られ…

2022年10月27日(木)17時30分 tocana


 ブラジル出身の超能力者で「生きるノストラダムス」を自称するアトス・サロメ。16世紀フランスの大予言者ミシェル・ノストラダムス※1の直系の子孫だとも噂され、その能力は20世紀最高の予言者と名高いブルガリアのババ・ヴァンガ※2に匹敵するともいわれる。


※1 ミシェル・ノストラダムス(1503〜1566)は、中世フランスの占星術師にして大予言者。著書『百詩篇』で一連の未来予測を行った。フランス革命(1789-1799)など、後に現実となった多くの予言を的中させたと信じられている。1666年9月のロンドン大火や アドルフ・ヒトラーの登場、ダイアナ妃の死。アメリカ同時多発テロ、ハリケーン「カトリーナ」なども、その著作で予言されていたといわれる。


※2 盲目の予言者ババ・ヴァンガ(1911〜1996)は、生前にはブルガリアの国家機密にも指定されていたといわれる大予言者。通称「バルカン半島のノストラダムス」。9.11アメリカ同時多発テロ、オバマ大統領の誕生、イスラム国の台頭を的中し、その的中率は85%だとされている。


 サロメ氏は独学で超能力を身につけたとされ、超常現象研究について10年以上のキャリアを誇るという。超常現象研究家としてのサロメ氏は、常に歴史的分析を採用していることで知られており、さらにユダヤ教神秘主義・カバラの専門知識を用いて理解を深めたうえで“予言”へと昇華させている。


 これまでの大きな予言で的中したものとしては、2012年の段階で2020年の世界的なパンデミックを予言し、プーチン大統領がウクライナへ進軍する44日前に軍事侵攻が不可避の事実であると発表したといわれている。


 そんなサロメ氏が、「ゾンビによる世界の終末」が訪れるという大胆な予言をした。


 サロメ氏の予言はこうだ。


「多くの首が切られ、血と精神的な拷問が特に使われ、人々は操られ、ゾンビのように生きるようになる。精神障害が増え、痛みや悲しみの時に精神が暴走し、人間の心のバランスを崩し、うつ病や自殺による死の引き金になるだろう。その数は3倍になる可能性があり、殺すのはウイルスだけではないからだ」


 たしかに「ゾンビ」とサロメ氏は言っている。だが、人々を襲い、その肉を喰らう、あの悪名高き“ゾンビ”を意味しているのだろうか? 人々をまるで意識を持たないゾンビのように支配する権威主義的な支配者を意味することもあるだろう。「血と精神的な拷問」「人々は操られ……」といった言葉にはディストピア的な響きがある。


 その点において、ロシアによるウクライナ侵略、またそれに続くかもしれないといわれている中国の台湾侵攻によって苦しむ人々のことを指しているのかもしれない。


 この予言は、さまざまな解釈が可能であり、これまでサロメ氏が的中させてきたような、2022年にエリザベス女王が亡くなるという予言や、7月にコロンビアのトリマで起きた闘牛で6人が死亡した「スタンド崩壊」の予言のように直接的なものではない。その真意を汲み取るには今後の予言を待つ必要がありそうだ。


 この他に今後起こることとしてサロメ氏が予言しているのは以下だ。



「米国は裏切られ侵略されるだろう。彼らは攻撃を以前から計画しており、2001年9月11日の攻撃よりも悪化するだろう。背後には2人の偉大な指導者がいる。第三次世界大戦が近づいている。新たな悲劇は2023年に予定されているが、2024年や2026年の可能性もある。私は2023年の2月、4月、7月が新たな悲劇に彩られていると見ている」


 ロシアのウクライナ侵攻が続いているが、来年以降に再びアメリカが攻撃され、第三次世界大戦が勃発する恐れがあるという。2人の偉大な指導者とは誰なのか? ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領、中国の習近平主席、北朝鮮の金正恩総書記などなど、米国と敵対的な指導者は数多くいるが、具体名は明かされていない。


 ただ、サロメ氏は「予言は警告であり、人々に絶望をもたらすものではありません。予言は絶望の原因ではなく、むしろ予言が偉大な指導者に届き、最悪の事態を防ぐために何かが行われるように警告しているのです」と話しており、いたずらに恐怖心を煽ることが目的ではないとしている。具体名を明かさないのも、彼らの企みをサロメ氏は“知っている”と、2人の偉大な指導者に見せつつも、いたずらに刺激したくないという配慮なのかもしれない。


「空には暗雲が立ち込め、恐怖と緊張を引き起こすだろう。暑い日には、天候は乾燥し、風はハリケーンのようになり、月や星や星座のすべてを覆い、昼が夜のように見えるようになる。そこからは誰も逃げ出せない。聞いて、祈って、見よ、地球に当たる光線は強力である。もう一度海を高く持ち上げ、その場所の大切な土地を飲み込むだろう」


 干ばつ、ハリケーン、大津波の発生を予言しているようだ。「地球に当たる光線」は、太陽風やガンマ線バーストを意味しているかもしれない。巨大な太陽風が地球を襲うと、電化製品を使えなくし、またインターネットも使えなくなるといわれている。また、ガンマ線バーストは2つの中性子星(neutron star)同士の衝突と合体もしくは超新星爆発によって引き起こされる突然の大閃光であり、これが地球に直撃すると、地球環境を保護しているオゾン層が破壊されてしまうことで、宇宙線や電磁波が直接地上へと届き、電気系統のインフラに深刻な影響を与え、コンピュータや電子機器をはじめ、サーバーやデータセンターなどが壊滅、携帯電話なども使えなくなり、人工衛星もほとんどが機能を停止、現代文明が崩壊するといわれている。


「世界的なスーパースターを失い、誰もがその死に衝撃を受けるだろう。歌手のマドンナに関係するものが多く現れたが、彼女と関係があるのか、何か起こるのか、病気になるのかわからない」


 歌手のマドンナを名指しした予言だ。すでに64歳のマドンナ、健康問題を抱えていてもおかしくはないだろう。しかし、いまも若々しい彼女が“急死”するとは考えられない。真相は今後明らかになるだろう。


 どれも現実になって欲しくない予言ばかりだが、先述したようにサロメ氏の予言は“警告”の意味合いが強い。平和な時代に胡坐をかいて安心していると、ロシアによるウクライナ侵攻のように目を疑うような暴力と破壊が起こってしまう、サロメ氏はそう警告しているようにも見える。彼の言葉を妄信するのではなく、彼が予言するような未来にしないために、今の私たちにできることを考えるべきかもしれない。


参考:「Mysterious Universe」、ほか

tocana

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