サウジアラビア、世界に先駆けロボットに市民権を付与。アンドロイドロボットがインタビューに答える

10月29日(日)16時30分 カラパイア

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image credit:Arab News

 さて先日、北ヨーロッパにあるエストニアで、ロボットとAIに法的な身分を与えるべく、その法制化に動き出しているというニュースをお伝えしたと思うが、サウジアラビア政府が世界に先駆け、ロボットに市民権を与えたそうだ。

 その狙いは、自国をAI開発のメッカとしてアピールすることだ。もしかしたらAIに完全な市民権を認める下準備という意味合いもあるのかもしれない。


Robot Sophia gets Saudi citizenship

 首都リヤドで開催されたビジネス向けイベント「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ」でサウジアラビアの市民権が与えられたのは、「ソフィア」という女性型ロボットだ。

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【市民権を送られたソフィアがイベントで応答】

 イベント中、パネリストが「ここで、ちょっとした発表を。ソフィア、聞いているかな。たった今入った情報によると、君にロボット初となるサウジアラビアの市民権が贈られたよ」と切り出した。
 
 するとソフィアは次のように答えた。

 「サウジアラビアに感謝します。前代未聞の名誉をとても光栄に思います。これはロボットとして世界で最初に市民と認められた歴史的な出来事ですね」

 次いでパネリストが出したいくつかの質問に対し、ソフィア自身が次のように回答している。

 「こんにちは、私はソフィア、ハンソン・ロボティクスの最新ロボットです。お招きいただき、ありがとうございます」

 幸せそうに見えることを訊かれ、「賢く、豊かで有能な人たちに囲まれているのですから、嬉しいですよ。ここにいらっしゃる参加者の皆さんは、未来の取り組みであるAIに関心があるそうですね。つまり私に関心があるということでしょう。嬉しいどころか、ワクワクドキドキしています」と話した。

 またソフィアは『ブレードランナー』や『ターミネーター』のようなロボットの台頭を懸念する声について、「イーロン・マスク氏やハリウッド映画に影響されすぎですよ」とそれが杞憂に過ぎないことを説明した。


Sophia the humanoid robot just became a 'robot citizen'

【ロボットの女性に市民権を与えたサウジアラビアだが、実際の人間女性に関しては?】


 皮肉なことに、世界で初めて女性型ロボットに市民権を与えたサウジアラビアであるが、人間の女性に対してはそうではない。

 女性は男性の後見人によって保護される立場にあり、ツイッターのトレンドでは、ソフィアがその廃止を訴えたり、ベールで顔を隠したりするジョークが上位に上っている。

 さらに移民の権利もロボットのそれに劣るという指摘もある。



via:abcnews / youtubeなど/ translated by hiroching / edited by parumo

カラパイア

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