紗栄子さんが被災地の子どもに誕生日プレゼント、女性や子どもが多い避難所には防犯対策用品も

2021年10月29日(金)11時55分 マイナビ子育て

タレントで実業家の紗栄子さんが、能登半島地震の被災地で支援物資の配布と炊き出しを行い、その様子をYouTube で公開しています。

「ずっと支援していける形を自分なりに見つける」

被災地支援活動などを行うために設立した一般社団法人「Think The DAY」の代表理事を務めている紗栄子さん。

「Think The DAY」では能登半島地震が発生した1月1日の翌日 に早速支援金の募集を開始し、同6日 にはペットを避難所に連れていけず困っている被災者の方々に対する支援をスタート。そして紗栄子さん自身も「Think The DAY」の仲間とともに、被災地に直接出向いて支援物資の配布と炊き出しを行い、その様子をYouTubeで公開しています。

紗栄子さんが支援物資として配布したのは、除菌スプレーボトルや粘着クリーナー、ゴミ袋、衣料品など。被災地での必要物資は日々変化するため、現地の役場関係者の方にヒアリングした上で、何を配布するかを決めたようです。

さらに、被災者の方々とのコミュニケーションを通して、実際に現地で足りていないものは何なのか、どんな状況なのかを把握していた紗栄子さん。さまざまな規模の避難所に訪問する中で、避難生活を送る中で5歳の誕生日を迎えたという男の子にプレゼントを渡し、男の子は大喜びしていました。

現地では余震が続いており、紗栄子さんが避難所に訪問していたときにも地震が発生。そんなときも紗栄子さんは、揺れを感じて不安になる被災者の方の背中をすぐにさすってあげていました。被災者の方々が少しでも安心できるよう、心のケアも大切にしているようです。

また、近年メディアでも取り上げられるようになりましたが、災害時に女性や子どもが避難所で危険な目に遭うケースがあるとして、紗栄子さんは避難所の女性たちにそのようなことがないかヒアリング。いまは安全でも、今後そうした事態に巻き込まれる可能性も考えられるとして、子どもや女性が多い避難所には、防犯対策用品を配布したといいます。

大規模災害が起こった際、「自分にも何かできることはないか」と考える人は少なくないと思われますが、これまでさまざまな被災地支援を行ってきた紗栄子さんによれば、現段階で個人にできるのは「寄付」。

物資などを送っても、現場で捌ききれない、送られた物資が本当に必要なものでないという可能性もあり、「(被災地に必要なものを)個人で吸い上げて届けるのは難しい」。実際、紗栄子さんも以前、物資を届けたけれど受け入れてもらえなかった経験があるそうです。

もし被災地でボランティアがしたい場合は、自治体による個人ボランティアの募集が始まってからでも遅くないとして「必ずやりたい形でお手伝いできるときがくる」とも。いまは個人で動くより、「ずっと支援していける形を自分なりに見つける」ことが大切だと話していました。

紗栄子さんはかねてより災害に遭った地域の支援を継続しており、2016年に発生した熊本県地震の際は、「私も今できることを。子供達もお小遣い貯金を千円ずつ。家族みんなで募金させていただきます。家族みんなで祈ります」と、500万2000円を寄付。息子たちもお小遣いから1000円ずつ募金したといいます。お母さんがこのような活動をする姿を見て、学ぶことも大きいですよね。

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