納豆の驚くべき効果効能とおススメの食べ方

2022年11月2日(水)11時0分 ココカラネクスト

 「畑のお肉」とも呼ばれる大豆を発酵させて作った納豆。納豆には肉に匹敵するほどのタンパク質が豊富に含まれており、ビタミン・ミネラル・食物繊維など健康に欠かせない栄養素もぎっしり詰まっていて、カラダにうれしい効能を多く発揮します。

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納豆の栄養成分と効果

タンパク質
タンパク質は筋肉や内臓・皮膚・血液の細胞・ホルモン・酵素など、カラダのさまざまな組織を構成する栄養素です。納豆1パック(50g)あたり、約8gのタンパク質が含まれています。納豆は人が体内で生成できない、必須アミノ酸をバランス良く含んだ食品です。

イソフラボン
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがイソフラボンは、女性ホルモンが低下することで生じる骨粗鬆症・更年期障害・乳がん・不眠などの症状を抑える効果があります。また、美肌に役立つ働きもあり、最近では化粧品の成分としても利用されています。

大豆サポニン
血中の悪玉(LDL)コレステロール値を下げる働きがあります。血栓溶解を助けて心筋梗塞や脳梗塞の予防にも役立ちます。

ナットウキナーゼ
納豆の酵素のナットウキナーゼには血栓を溶解する作用があり、血流の改善に役立ちます。血液の流れが良くなることで、高血圧や心筋梗塞・脳梗塞の予防になります。

レシチン(リン脂質)
脂質の一種レシチンは脳の神経伝達物質の材料となり、記憶力や集中力の向上・老人性痴呆症の予防に役立ちます。特に、大豆に含まれるレシチンには皮膚の健康を保ったり、血糖値を下げる働きが特徴です。

ビタミンB2
発育のビタミンと呼ばれるビタミンB2は、皮膚や髪・爪などの細胞の再生にかかわります。脂質をエネルギーに変えるときに、とくに必要になります。納豆のビタミンB2は、ゆで大豆の約6倍も豊富です。

ビタミンK
ビタミンKはカルシウムが骨に沈着することを助け、骨粗鬆症の予防に役立ちます。

食物繊維
納豆には水に溶けにくい不溶性食物繊維が多く含みます。不溶性食物繊維は消化管内で水分を保持して便のカサを増やすため、便秘改善に役立ちます。さらに、腸内環境を整えることで、肌の健康を保ちます。

カルシウム
丈夫な骨や歯を作る材料になります。他には神経の興奮を和らげる効果があり、ストレス耐性にも必須の栄養素です。

納豆の効果的な食べ方

納豆は、特有のネバネバの食感を出すことで、血栓融解酵素であるナットウキナーゼが増えるので、良くかき混ぜて効能を得ましょう。

納豆を食べるなら夕食がおすすめ
ナットウキナーゼは、食べてから10〜12時間ほど働きます。血栓は夜にできやすいため、効果をより期待するのならば、夕食に納豆をとると良いでしょう。

ねぎやニラと一緒にたべて吸収力アップ
納豆に含まれるビタミンB1は、香りの高い野菜に多く含む成分のアリシンと一緒に食べるとビタミンB1を吸収しやすくなります。ネギ・ニラ・玉ネギなどの薬味を添えていただきましょう。

納豆はご飯の「お供」として、古くから日本の伝統食、また発酵食品として重宝されてきました。カラダに必要な栄養素をバランスよく豊富に含んでいるため、さまざまなメニューに応用して、積極的にとり入れたい食材です。納豆の効果を活用して、カラダのの中からキレイを目指しましょう。


「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」

[文:あすけん 管理栄養士]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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