ヴェネチアで大洪水発生。だがピザ屋は浸水する店で商売を再開。んでお客も食べにくるっていう(イタリア)

11月3日(土)14時30分 カラパイア

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 先月末、ひどい洪水に見舞われたイタリアのヴェネチア(ベニス)では、その水位が海抜およそ160センチとなり、町の70%以上が水没する事態となった。

 わりと洪水被害にあいがちなヴェネチアだが、ここまでひどいのは10年ぶり、観測史上4番目の水位の高さとなった。

 そんな中、水だらけの町で営業を再開したピザ屋が話題になっている。

 足元の水をザブザブかき分けながらピザを運ぶスタッフと、水に浸かったテーブルの上でピザを食べるお客さんたち。

 最近ではピザというとアメリカというイメージだが、本家本元、ピザ発祥の地であるイタリアもピザパワーは衰えていないといったところだろうか。
・水ニモ負ケズ?床上浸水でも営業中のレストラン!

 この映像は、フェイスブックユーザーのシモーネ・シャーシャさんが先月末にシェアしたものだ。

 床上浸水はなはだしいレストランで、せっせとピザを運ぶスタッフたちの姿が映っている。



 てっきりネタと思いきや、お客もけっこう入ってて普通に食べてたり。
 てことは本気の通常営業か!

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image credit:facebook

 上だけ見てると普通だけど、店内のほぼ全員が長靴。
 あとはカバーをつけてる人もちらほら。

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image credit:facebook

 わりと余裕な感じでみんな慣れっこなん?
 だもんだから見てるこっちもたいしたことなさげに思えてしまう。
 
 でも外の通りも思いっきり水びたしっすよ…

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image credit:facebook

 かと思えば「どうせなら楽しんじゃえ!」
 とばかりに浮き輪持参の通行人もいたりで意外とポジティブ?

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image credit:facebook

 てか、この道を歩いてレストランに来たお客もすごいわ。
 よくぞここまできたもんだ。

 水にぬれる<ピザってことなのね。
 ピザパワーおそるべし


・洪水だらけの町は水没の危機も

 町のほとんどが水に浸り、ガチ「水の都」になってしまったヴェネチア。

 地元のお店はもちろん、世界一美しいというサンマルコ広場や、16世紀に建設されたリアルト橋など、この都市ならではの名所まで被害を受けたという。

 一時はこんなことになってたらしい

 気候変動もあり洪水が多いというイタリアだが、ヴェネチアは別格だ。

 アドリア海に面したラグーン(潟)に位置するこの町には、強風による高潮で洪水がよく起きる。

 これは本来の地理的要因に加え、かつて行った地下水くみ上げによる地盤沈下に温暖化による海面上昇が追い打ちをかけているともいわれている。
 
 そのためイタリア政府は水没対策として、アドリア海とラグーンの間に電動防潮堤を建設する「モーゼ計画」に2000年頃から着手してるが、環境への影響や市民の反対などもあり難航しているようだ。


・再開したレストランに励まされた人も

 とまあ、これだけの洪水にもなんのそので、開店しちゃったレストラン。

 この映像で大胆過ぎるお店に度肝を抜かれた人もいれば、日常を取り戻そうとするレストランの気合いに励まされた人もいたようだ。

 なお、ヴェネチアを覆った水は来週にはかなり減るといわれているが、被害が軽かった場所では少しずつ回復の兆しが見えているという。

 お店の再開は早すぎる気がしないでもないけど、洪水に慣れてる町なだけにあなどれない。この動画で、そろそろうちも…ってオーナーもいるかもだ。

References:mashableなど /written by D/ edited by parumo

カラパイア

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