JRが運営するホテル「JRイン」に泊まってみたら駅直結でロケーションが最高すぎる! ただし……
2024年11月3日(日)20時0分 ロケットニュース24
立地的にも名前的にもJRのホテルであることは明白。それにしても『JR INN』って初めて見る。そこで宿泊してみることにした。
・JR北海道
調べてみたところ、この『JR INN』の運営会社はJR北海道ホテルズ。どうやら、JR北海道のホテル事業のようで『JR INN』は他にも札幌駅西、札幌駅南口、札幌北2条、千歳、函館にあるようだ。
ちなみに、JRのホテル事業自体は北海道だけではなく、東日本や西日本でもやってるっぽい。全然知らんかった。とは言え、ここで出会ったのも何かの縁。JRのホテルってことが一発で分かる名前も良いし、北海道に来た記念に一泊しておこう。
・フロント
予約してみたところ、宿泊費は1万8450円。参考までに、いつも泊まる古びたビジネスホテルのツインルームを見てみると、普段5000円くらいだけど9000円くらいになってた。タイミング的に高くなっているタイミングだったとは言え、ビジネスホテルなら割高感は拭えない。はたして中はどういう感じなのだろうか。
駅とイオンの間のエレベーターがエントランスになっていて、4階までがイオン、5階がフロントになっている様子。5階に上ってみると、ロビーは壁一面が窓になっていて旭川駅前が見渡せた。
マンガや本の置いてあるラウンジもある。ここはコーヒーも飲めて、ゆっくり流れる時間を感じられそうな空間となっていた。
さらには、多種の枕が置かれた棚があって、そこから枕を選ぶことができる。もちろん、部屋にはホテルっぽい枕があるのだが、枕が変わって眠れないことがある私としては、ありがたいサービスだ。低反発パイプとかあるやん。
・部屋に入ると
せっかくなので、テンピュールを持って部屋に行ってみたところ、部屋のサイズ感自体はビジネスホテルみたいな感じ。ベッドキチキチな広さである。にもかかわらず、ベッドルームに足を踏み入れた瞬間に感じたのは壮大さであった。
なぜなら、大きい窓があって、その下には線路が広がっているのである。さらに奥に見える山が、窓よりも先に目に飛び込んでくるくらい雄大なのだ。
・ただし
さすが、北海道の駅直結。ロケーションが素晴らしい。そして、部屋の造りもそのロケーションにピントを合わせたものになっているように感じた。ただし……
電車全然通んねェェェエエエ!
旭川駅にはJR函館本線、JR富良野線、JR宗谷本線、JR石北本線が通ってるけど、そう言えば全部1時間に1〜3本くらいなのだった。悠久の時を感じる。
・イオンが庭
まあ、逆に言うと、ぼんやりするのにはちょうど良い。フロントから1フロア降りるだけでイオンシネマあるしな。
さらには、実はイオン旭川駅前は3階にマッサージチェアがある。宿泊していると、イオンもホテルの一部みたいな気がしてくるから不思議だ。
というわけで、泊まってみると思っていたより面白い。レイトショーを見てからすぐ部屋に帰ったり、大浴場でひとっ風呂浴びた後に、3階のマッサージチェアで揉まれたり、もはやイオンが庭である。
・価格とのバランス
単なるビジネスホテルと考えると割高に感じるけど、こういう立地の面白みや利便性、景色やホスピタリティーなどから、帰る頃には「そんなに割高ではないかな?」と思うようになっていた。
宿泊者には海外の家族連れやカップルもよく見受けられたが、確かに、こういうホテルのユニバーサルルームでゆっくり過ごす旅行もそれはそれで楽しい気がする。まあ、私には夢のまた夢だけど。束の間だったけど、リッチさとはまた別のゆとりの時間を味わえたのでした。
参考リンク:JRイン旭川
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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