栄養満点!「おから」の魅力

2022年11月4日(金)11時0分 ココカラネクスト

 今回はおからについて書いていきます。

おからは主に3タイプ

生おから
一般的におからと言われているのが生おからです。豆乳を絞ったしぼりかすそのもの。できたてのため、大豆の風味を感じることができます。生おからは主に豆腐の専門店で買うことができます。ただし、水分を多く含むため、日持ちしません。

乾燥おから
日持ちがしない生おからを乾燥させて水分を抜き、日持ちするように加工したものが乾燥おからです。水でもどして生おからと同じように使用することができます。また、乾燥したままでハンバーグの具材などのかさましに使うこともできます。

おからパウダー
おからパウダーは、乾燥おからの粒子をより細かくしたものです。製品にもよりますが、粒が小さくさらさらとしているので、飲みものにそのまま加えることもできます。ただ乾燥させただけの乾燥おからと違い、粒子の大きさがそろっていることも特徴です。そのためパウンドケーキなどのお菓子にも使いやすくなっています。

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おからのカロリー・糖質

おからのカロリーをみてみると100gあたりのカロリーは、生おからで約111kcal、乾燥おからで約421kcalとなっています。

また、100gあたりの糖質量は、生おからが約2.3g、乾燥おからが約8.7gです。

一見すると、乾燥おからの方がカロリー・糖質が高くみえますが、これは乾燥おからの水分量が少ないためです。水分が少ない分、栄養素が濃縮されています。

おからに含まれる栄養

食物繊維
おからの食物繊維は100g中、約11.5gあります。セルロースという種類の不溶性食物繊維が11.1gで水溶性食物繊維が0.4gとなっています。

不溶性食物繊維は腸内で消化吸収されることはなく、腸の蠕動運動に刺激を与え、便の腸内滞在時間を短くして、排出してくれます。そのため腸内を常にきれいな状態にしてくれます。善玉菌のえさにもなるので、腸内環境も整います。水溶性食物繊維は、腸内でゲル状になって腸の中をゆっくりすすみ、脂肪・コレステロールの吸収を阻害したり、血糖値の急上昇を抑えてくれたりします。

日本人の食物繊維の一日摂取量は、成人男性で約20g、成人女性で約18gが推奨されています。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維は2:1のバランスで摂取しないといけません。おからだけでは不溶性食物繊維が多くなり、硬い便になり便秘を悪化させることもあります。なのでおからと共に、水溶性食物繊維が含まれるこんにゃくやキノコ類なども積極的に食べ、水分もきちんと取りましょう。

たんぱく質が豊富
ダイエットで陥りがちなのが、たんぱく質不足です。カロリーの低い野菜ばかりを意識して摂取しても体力を補ってくれるたんぱく質を取らないと、体調を崩すことになってしまいます。おからなら100g中、約6.1gのたんぱく質があり、ダイエット中でもたんぱく質を補うことができます。

ミネラルたっぷり
ゆで大豆をぎゅっと濃縮したようなおからは、ゆで大豆のカルシウムやマグネシウム、カリウムが豊富に残っています。
カルシウムは骨を丈夫にし、イライラしているときの気持ちを静めてくれるとされています。マグネシウムと同時に摂取することで吸収率も上がります。カリウムは体の中の余分な水分を排出してくれる働きがあります。

オリゴ糖で善玉菌を増やす
おからには、大豆オリゴ糖も豊富に含まれています。オリゴ糖は腸内のビフィズス菌や善玉菌のえさになるため、腸内環境が気になる方にはおすすめです。

大豆イソフラボン
ポリフェノールの一種である大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと同じ作用があります。

ビタミンE
ビタミンEには、抗酸化作用があるといわれています。抗酸化作用は、動脈硬化やがん、老化などの原因物質と考えられている活性酸素を抑える働きのことです。

[文:meilong スタッフ]


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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。

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