トンガでM6.6、付近では日本国内M8.1の直前にも地震の事例

11月5日(火)14時13分 地震NEWS


2019年11月05日の日本時間07:43にトンガでM6.6の地震が発生した。トンガで前回M6以上が起きた06月にはその直後にニュージーランドでM7.3大地震が起きていた他、日本でも鳥島近海M6.2と太平洋プレート沿いにおける強い地震が相次いでいた。では、より今回の震源に近かった過去の事例ではどのような傾向性を示してきたのだろうか。


前回のトンガM6以上後に目立っていた太平洋プレート沿い地震

2019年11月05日 M6.6 トンガ(深さ約13km)

世界でM6.5以上の地震が観測されたのは10月31日のフィリピンM6.5 [1]以来5日ぶりで2019年としては30回目。

2018年に30回目のM6.5以上が記録されたのが2018年10月11日のカムチャッカ半島付近であったことに照らせば、2019年は前年より発生ペースが緩やかとなっている。

トンガでは06月02日にM6.0、06月16日にM6.1がそれぞれ今回同様の浅い震源で発生しており、震源の位置は今回より南東に当たる場所であった。

太平洋プレートとインド・オーストラリアプレートの境界付近では06月16日のM6.1の際にはトンガからわずか1時間後にプレート境界付近に位置するニュージーランドでM7.3の大地震 [2]が起きていた。

また日本付近でも06月02日のトンガM6.0から2日後に、太平洋プレート境界付近で鳥島近海M6.2・震度4 [3]が発生していた他、マリアナ諸島で06月29日にM6.7 [4]が起きていた。

今回のトンガM6.6もプレート境界にほど近い場所で観測されたが、太平洋プレート沿いにおける地震の連鎖に繋がっていくのだろうか。06月の事例より更に今回の震源に近い位置で過去に発生してきた事例から、傾向性を探ってみることにする。


小笠原諸島西方沖M8.1の直前にもトンガで地震

トンガにおける今回のM6.6からごく近い場所で過去に起きてきたM6以上の地震7例についてその後の発震状況を追跡してみると、太平洋プレート沿いでは1922年に9日後に北カリフォルニアでM7.3、1962年には11日後にメキシコでM7.0、2017年には3週間後にカムチャッカ半島付近でM7.7と1ヶ月以内に大地震が発震していたケースが目立ち、日本でも2015年05月24日にトンガで今回の震源付近におけるM6.2が起きるとその6日後に小笠原諸島西方沖でM8.1・震度5強という巨大地震が発生していた。

こうした事例に照らせば太平洋プレート沿いでのM7以上大地震に要注意と言えるが、では日本において太平洋プレートの境界付近に位置している場所、伊豆・小笠原と日本海溝沿いで過去のトンガ地震以降、どのような傾向性が見られてきたのだろうか。


伊豆・小笠原海溝と東北地方太平洋側で地震起きていた事例

まず前述した2015年にM8.1の巨大地震が小笠原諸島西方沖で発生していた伊豆・小笠原では、トンガで今回の震源付近における7例以降7例全てで2ヶ月以内にM5以上が起きており、そのうちの4回がM6クラス以上であった。M7クラス以上も小笠原諸島西方沖M8.1の1例が該当している。

M6クラス以上であったケースとしては5週間後の八丈島東方沖M6.0・震度3や5日後の三宅島近海M5.8・震度4、それに11日後の小笠原諸島西方沖M6.0などが挙げられる。

次に東北地方太平洋側に当たる日本海溝沿いではどうだったかと言えば、こちらは7回中6回でM5以上が観測されており、そのうちの5回がM6クラス以上、2回がM7クラス以上であった。

M7クラス以上であった事例は1922年のトンガ翌日に福島県浜通りでM6.5・震度3が発生していたのと2008年にトンガから3週間後に茨城県沖でM7.0・震度5弱が起きていたケースが該当する。2008年の時には更に茨城県沖から5週間後にも岩手県内陸南部でM7.2・震度6強の岩手・宮城内陸地震が発生していた。


※画像はUSGSより。

[1] https://jishin-news.com/archives/13085
[2] https://jishin-news.com/archives/12766
[3] https://jishin-news.com/archives/12757
[4] https://jishin-news.com/archives/12799

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