タワマンの価値が30年後に上がっていそうな駅4位「高輪台」 “高輪ゲートウェイ駅”の新設で注目
2019年11月6日(水)17時8分 キャリコネニュース
SBIエステートファイナンスは11月5日、タワーマンションに関するアンケート結果を発表した。調査は9月24日〜10月8日に実施し、不動産会社に勤務する代表者、物件仕入れ担当者、営業担当者104人から回答を得た。
最寄り駅から都心までの距離が同じ物件の場合、30年後に資産価値が最も下がらないと思う立地条件を聞いたところ、最多は「通勤・通学に便利なターミナル駅の近く」(22.1%)。次いで、「駅前が賑やかでショッピングモールやスーパーなどがあるエリア」(20.2%)、「駅前の再開発が最近行われたか10年以内に再開発が予定されているエリア(15%)となった。中には、施工会社や設計事務所のブランドを挙げる声もあった。
「豊洲」「武蔵小杉」は資産価値が上がらない?
近隣にタワーマンションが建っている駅の中で、そのマンションの価値が今後上がると思う駅を聞くと、1位は「中目黒」(13.8%)。2位以降は、「六本木」(12.2%)、「青山一丁目」(7.1%)、「高輪台」(6.7%)、「池袋」(6.1%)という結果になった。理由としては
「渋谷区、港区、目黒区のタワーマンションは、どの時代も購入したいと考える方が多いため」
「高輪ゲートウェイ駅の影響があるから」
「住民(居住者)の民度が重要で、これらの駅近辺の民度が高いと思われるため」
といった意見が挙がり、他に「東急東横線などの人気沿線は価値が上がる」という声もあった。新駅建設予定地や商業の中心エリア、利便性の高いエリアは今後も価値が上がるようだ。
一方、価値が上がるとされなかったエリアは、「豊洲」(2.9%)など自然災害に弱いエリアやブランド力が低いエリア、「武蔵小杉」(3.5%)などのマンションが供給過多なエリアだった。
山手線の駅の中で、今後タワーマンションが建設された場合に価値が上がると思う駅については、1位が「高輪ゲートウェイ」(11.2%)で、2位「渋谷」(10.9%)、3位「恵比寿」(8.7%)と続いた。回答者からは
「再開発が進んでいるため」
「現時点でタワーマンションが少なく潜在ニーズがあるように思う」
といった声が挙がった。