「新幹線で隣に座ったビジネスマンが、私に向かって口を『ガパッ』。なぜか虫歯のチェック頼んできて...」(京都府・50代女性)

2021年11月6日(土)8時0分 Jタウンネット

「今でも謎な思い出です」

京都都在住の読者・Hさん(仮名、50代女性)さんから、そんなコメントと共に寄せられたのは、いつも乗っていた新幹線内で出会った変わった人とのエピソードだ。

それは今から30年以上前のこと

当時、Hさんは月に1〜2回ほど新幹線を利用して職場へ向かう日があった。

そんなHさんの座席の隣に、ある時からいつも同じ40代くらいのビジネスマンが座り、やたらと彼女に話しかけてくるように。

最初は「話好きな人なのかな」くらいに思っていたのだが......。

「虫歯が無いか見てください!」

30年以上前の話です。

当時、彼氏と遠距離恋愛中だった私は、月に1〜2回は金曜の仕事が終わると新幹線で彼の住む街まで移動をし、月曜の始発で直接職場へ向かうという生活をしていました。

いつも帰りの新幹線内では眠っていたのですが、ある頃からいつも同じ40代位のビジネスマンが隣に座るように。

しかも、寝ていても起こされて話しかけられたり、「お詫び」にと車内販売の珈琲をご馳走されたり......といったことが続いたんです。私は「ちょっとイヤだなぁ」と思いながらも、「単に話好きな方なのだろうなぁ」と我慢していました。

しかし、ある日のことです。

話の流れで私の仕事が歯科衛生士だと知ると、そのビジネスマンはつい先程までサンドイッチを食べていた口をいきなりガパッと開き、こう言いました。

「虫歯が無いか見てください!」

お断りしたのに...

器具も無いし、何より素手では出来ませんし、というかそもそも見たくありませんので、私は丁重にお断りしました。それでも、

「じゃあ、また来週か再来週にお願いしますね。約束ですよ」

と全く諦めていない様子。分かりやすくナンパ目的で名刺や連絡先を交換したがったりするわけでもなく、いわゆる変態っぽさもそれまではなく、最後まで性格の良さそうな普通の人という印象だったので、余計に怖くなりました。

以来、月曜始発の新幹線ではなく、日曜日の内に帰る様にしたら、二度とそのビジネスマンと会う事はありませんでした。

今でも謎な思い出です。

「のりもの」で体験した「モヤモヤエピソード」ありませんか?

ビジネスマンはなぜ、Hさんに口の中を見てもらいたかったのだろうか......。不可解すぎる体験である。

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