JTB×シャープ、ロボホン活用の旅行プログラムを発売
2019年11月6日(水)16時15分 リセマム
「ロボ旅@教育旅行」は、修学旅行などで京都を訪れる学校向けに、観光案内機能を搭載した「ロボホン」を旅行中に貸し出し、事前・事後学習も含めて、観光名所の歴史や文化を学びながら、ICT(情報通信技術)を活用する楽しさを体験できる教育旅行プログラム。全国64か所の教育旅行営業拠点を持つJTBと、ロボホンを開発するシャープの2社が、ゲンの企画プロデュースのもと共同で開発。JTBとシャープによると、ロボホンを活用した教育旅行プログラムは旅行業界初だという。
プログラムでは、「旅マエ(事前学習)」でロボットが動く仕組みやAIについて学ぶとともに、ロボホンに発話させるオリジナルの観光案内文を考える。「旅ナカ(班別研修)」では、5〜6名の班ごとに1台のロボホンを貸し出し、生徒が考えた発話内容も含め、京都市内500か所以上の観光名所でロボホンの自動観光案内を体感することが可能。「旅アト(事後学習)」では、ロボホンで撮影した写真や行動履歴(ログデータ)を班ごとの成果発表に活用することができる。
教職員に対しては、「指導者管理システム」を提供。教職員用のタブレット端末から生徒が持つロボホンの位置情報を随時把握できるほか、生徒へのメッセージをロボホンに発話させることで、連絡手段としても活用することができる。
なお、販売開始時点では、ロボホンの貸出しは旅ナカのみ。今後、旅マエと旅アトでの貸出しを検討するという。プログラム価格は、ロボホン1体(1グループ)につき6,000円(税別)から。旅ナカでのロボホン本体の貸出しと、「旅マエ」「旅アト」サービスの利用料を含んだ価格となっている。ただし、価格は今後のバージョンアップや追加オプションなどにより変動することもある。詳しくは担当窓口に問い合わせること。
JTBとシャープは今後も、ICTを活用した教育旅行プログラムを通じて、生徒の主体的な学びにつながる機会を提供するとともに、学校ごとの教育方針や課題に応じた学習内容の拡充など、学校運営サポートによる教育価値の向上に取り組んでいくという。