「ドライアイ」最悪なら失明も 予防のための「角膜ケア」医師が伝授

11月8日(金)13時0分 J-CASTニュース

ドライアイ防ぐ「角膜ケア」の勉強会開催

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「目が乾く」「目がゴロゴロする」「ものがかすんで見える」。これらは、目の表面にある「角膜」を覆っている涙が乾くことで起こる「ドライアイ」の症状だ。

東京・上野の吉野眼科クリニックで2019年11月1日、ドライアイについて学ぶメディア向け勉強会が行なわれ、同院院長の吉野健一氏がドライアイを防ぐための「角膜ケア」の重要性を説いた。


「画面にくぎ付け」はドライアイの原因


角膜は目の一番外側にあり、目で見た情報を正確に取り入れる「レンズ」としての役割を持つ組織だ。角膜の表面は涙の層で覆われていて、乾燥により角膜が傷つくのを防いでいる。


しかし、ドライアイにより涙が乾いて傷つきやすくなった角膜は、「目が乾く」「目がゴロゴロする」といった違和感をもたらす。傷の具合がひどいと、強い痛みが特徴の「角膜上皮損傷」を引き起こし、最悪の場合は失明するケースもあるという。


吉野院長によれば、現代社会はドライアイを引き起こす要因にあふれている。例えば、パソコンやスマートフォンのディスプレーでの作業で画面にくぎ付けになると、まばたきの数が減り、涙が蒸発しやすくなる。また、エアコンの使用による空気の乾燥や、水分を通しやすいソフトコンタクトレンズの使用も、涙の蒸発を招きやすいと語った。


どうすればドライアイは防げるのか。吉野院長は部屋の温度・湿度調整や、ディスプレー作業中の意識的なまばたきが有効だとした。また、ディスプレー作業中の画面を目線より下の位置に置くことにも効果があると語った。これは目線を上げるほど目を大きく開ける必要があるためで、画面を見下ろすことにより乾燥にさらされる角膜の範囲を狭くできる。


一般用医薬品(OTC)を展開するライオンで研究員を務める奥村隆氏は、ドライアイで傷ついた角膜の修復にはビタミンAが有効だとし、ビタミンA配合の目薬を朝、昼、晩の3回点眼することで角膜へのダメージを予防できると語った。


染色液で「角膜検査」受けてみると...


勉強会の後は、参加記者を対象に吉野眼科クリニックによる「角膜検査」が行なわれた。


検査は専用の染色液を目につけて、角膜やまぶたの裏にある「結膜」についた傷をチェックする。日頃からデスクワークが多いJ-CASTトレンド記者も不安な心境で検査を受けてみたが、診断結果は「異常なし」。撮影された目の画像には傷のない綺麗な角膜が写されていて、ホッと胸をなでおろした。


一方、角膜に多数の傷がある「点状表層角膜症」を患っている人の検査画像を見てみると、染色液がハッキリと傷の一つ一つを写し出している。もし自分の目が傷だらけだと考えるとゾッとするが、吉野院長のアドバイスを思い返し、ドライアイにならないための予防に努めていこうと感じた。

J-CASTニュース

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