豚まん消防車、今年も出動! 大阪消防局と551蓬莱、意外コラボの理由は

2018年11月8日(木)6時0分 Jタウンネット

2018年11月9日から15日、「秋の火災予防運動」が実施される。火災が発生しやすい時季を迎えるのに合わせて行われる全国的な運動だ。


大阪市でもこれらは実施され、市内の各消防署が啓発活動などを積極的に行う。しかし、火災とは一見関係のなさそうな意外なコラボが実施されるという。


謎コラボにも困惑も「何で?」


大阪市消防局とコラボするのは、豚まんでお馴染みの「551蓬莱」。店舗は関西圏のみの展開だが、お土産品や各地の百貨店の催事で知名度を上げ、そのファンは全国に広がっている。たこ焼きやお好み焼きに並ぶ大阪名物としての呼び声も高い。


11月1日から既に販売が始まっており、消防車をかたどった豚まんの箱と高所活動車が描かれた紙袋が展開されている。秋の火災予防運動の最終日である15日まで、551蓬莱の全店舗とインターネット販売で購入が可能だ。


ツイッター上では、既に購入したユーザーから好評の声が寄せられている。


「はじめて551の豚まん食べたけど美味しかった!箱が消防車で可愛かった!」
「消防車の袋と箱入りで可愛い」

一方で、関連性が見当たらない消防と豚まんのコラボに疑問を抱いたユーザーもいた。


「551の豚まんのパッケージが消防車になってました。理由わかる人いたら教えて下さい」
「家にあった551蓬莱の豚まんの箱が消防車になってるではないかー 何でだ?」

確かに理由の検討が全くつかないコラボだ。そこでJタウンネット編集部は2018年11月7日、大阪市消防局の担当者に対して取材を行った。


「企業モチーフが赤だったというのも...」


この消防車パッケージは2017年にも行われており、今年で2回目。昨年の評判について聞くと、数字など細かい部分はわからないとしつつ、


「フェイスブック(編注:大阪市消防局のアカウント)ではいいね、コメントも多く好評でした」

と回答。見た目のインパクトもあってインターネット受けが良いようだ。


しかし、何故このコラボが始まったのか。2016年に行われた「IFCAA 2016 大阪国際消防防災展」に端を発する。IFCAAはアジア消防長協会のことでイベントでは消防防災展のほか、合同訓練やアジア消防長協会の総会が開かれた。このイベントの大阪開催は実に46年ぶりのことで、企業に対して呼びかけを行いコラボの相手を募った。そこに名乗り出たのが「551蓬莱」だった。その理由の一つに、


「企業モチーフが赤だったというのも理由です」

赤という抽象的にも思える繋がりで決定した。


大阪市消防局の企画であるが、お土産として名の高い551蓬莱のコラボは府外へのPRの意図はあったのか聞くと、


「知名度が高い。火災予防について広いエリアでPRができた」

と話した。

Jタウンネット

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