ドラッグなしで幻覚・幻聴を体験する超簡単な方法! 20分で感覚がブッ飛び… 世界観が変わる「ガンツフェルト効果」とは!?

11月8日(木)7時30分 tocana

イメージ画像:「Getty Images」より

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 LSDや大麻、危険ドラッグが幻覚や幻聴を起こさせることは知られているが、こういった薬物なしで幻覚を引き起こすことは実は驚くほど簡単なのだという。

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■ドラック無しで幻覚を見る方法

 我々霊長類が何百万年もかけて進化した脳は高い意識レベルと独創性を持ち、その精巧さと複雑さは最新のテクノロジーの追随を許さないものだ。だが、同時に100億以上もあるヒトの脳のニューロン(情報の伝達と処理を行う神経細胞) は、実はとんでもなくもろい。

 脳自体に傷やこれといった支障がなくてもほんのちょっとしたトリックで簡単に騙されて、実際にそこにはないものを見たり聞いたりしてしまうことが起こりうるのである。

 では、誰でもできる具体的なその方法を見てみよう。

 重要なのは周囲から自分の感覚を遮断した状況をつくること。必要なのは以下のいくつかのアイテムだ。

・薄い白地の紙(プリンター用紙等)
・化粧水に使うコットン
・ゴムバンド
・はさみ、テープ、ホッチキス、ひも等文房具
・30分以上連続するホワイトノイズもしくは雑音を流すYouTubeビデオ
・ノイズキャンセリングヘッドフォン

 基本的にその気になればどれも簡単に手に入るものである。

1、目元を覆えるように紙を適当な大きさに切って、目に当たる部分にはコットンを両面テープなどで張りつけてアイマスクを作る。白い紙はプリンタ用紙のような薄いものが適しており、ゴムで固定。鼻のところから光が入らないようにコットンで塞ぐ。完成は、下の画像のような感じ。

2、YouTubeにつないだヘッドフォンと共にアイマスクを装着して仰向けになり、自分の感覚を無にするようトライしてみると、その効果はおよそ10〜30分後に現れる。

 ビデオ内で体験した男性2人の場合は開始後20分たった頃に、恐竜やクラゲと類似したシルエットがカラフルに浮かび上がって見えたという。そして1人は叫び声が、もう1人は笑い声が聞こえたと報告している。トカナ編集部でも試してみたところ、とある瞬間にフッと「仏像が見えた」「タモリさんに似た人が見えた」「ざわざわと囁き声が聞こえた」などの体験があがり、今までの自分の世界観が変わるような体験だったと語るスタッフもいた。

 まるで冗談のような話だが、これは「ガンツフェルト効果」と言われる、れっきとした科学的現象なのである。

 例えば、吹雪の最中に人の視野が全体的に一様の状態にさらされると、意識が朦朧としてさまざまな幻覚が生じやすくなったり、視覚そのものが消失したような体験を引き起こす。「全視野均一効果」というとわかりやすいだろうか。

 聴覚においても音階的な構造のない増幅したノイズ音を聞かせることで、視覚と同じように幻聴が生じやすくなるという(当然のことながら人によって影響は異なることは言うまでもない)。


■「自分が隔絶されていくような感覚に」

 また過去には、ペアを組んでもらい互いにまっすぐに10分間お互いの目をのぞき込む実験が何回か行われているが、被験者の多くが「歪んだ顔が見えた」、「 モンスターの顔が見えた」と話し、周りの音が大きくなったり小さくなったり時間が長く感じられたりすることで、「自分が隔絶されていくような感覚に陥った」という不思議な現象も報告されている。

 専門家らは、視覚を脳で認知するプロセスが繰り返されることで、音の反響に似たなんらかの効果が生まれていると推測しているという。

 一方、同じように感覚を遮断したもう一つの実験では、いくつかの興味深い結果が出ている。

 こちらの実験では、音を吸収する素材と構造でできた特殊な無音・無反響の部屋を用意し、真っ暗にした中で、45分もの間たった1人で過ごすというものである。かなり過酷なように聞こえるが、こういった刺激の欠如によって発狂することはどうやらないようだ。

 被験者によれば実験中に一番気になったことは、自分の心臓が動く感覚だったという。心臓がポンプのように体中の血を押し上げているように感じ、動くたびに体が激しく揺さぶられているような、非常に奇妙な心地がしたという。

 このケースでは幻覚は生じなかったというが、心臓の鼓動を強く感じたことで、周囲からの感覚が全くない状態であっても、脳は些細な刺激を取り込んで増長しようとしていたことを示唆する結果となった。

 脳は本当にそんなに簡単に騙されてしまうのか? 幻覚や幻聴を体験してみたいと思った人は試してみてはいかがだろう。もちろんあくまでも自己責任でお願いしたい。
(文=Maria Rosa.S)
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