するめ、ニボシ、干し椎茸... ひらパー流「ミイラ展」が流石のクオリティ
2018年11月9日(金)13時7分 Jタウンネット
「ひらパー」の愛称でお馴染みの遊園地・ひらかたパーク(大阪府枚方市)。2018年10月から園内で開催している「ミイラ展」が、いまインターネット上で話題を集めている。
これまでも、関西ならではのユーモアあふれる攻めた企画を展開してきたことで知られるひらパー。今回の「ミイラ展」も、一目見れば思わずツッコミを入れたくなってしまう仕上がりとなっている。ではさっそく、実際の展示を見てみよう。
そう、ここに展示されているのは、日常生活で普段よく目にする「ミイラ」なのである。「世界の神秘」という無駄に仰々しいコピーを掲げ、するめやニボシ、干し椎茸などをわざわざ展示しているのだ。
原因不明「ミイラの呪い」も...
この「ミイラ展」は、10月5日から19年3月3日まで開催される「枚方万博」という企画の一環。ブースは1か所だけで、ただするめやレーズンなどが並んでいるだけ。展示の下には、「ミイラの呪い」についての記載も。
「いい出汁がとれてしまう」「お酒のつまみとしてもぴったり」...。これって呪いなの?というツッコミは無粋だろう。
こうした展示の隣には、1枚のポスターが。「フリーズドライのネギ発掘の様子」とある通り、謎の固形物(どうみてもインスタントスープ)から、ネギの「ミイラ」を掘り出す様子をおさめた写真が掲載されている。
Jタウンネット編集部は11月8日、ひらパーの広報担当者にこの展示について詳しい話を聞いた。まず担当者に、上記の写真以外に「ミイラ展」では何かしているのか、と尋ねると「それ以外の展開はございません」。
展示している「ミイラ」は、ビーフジャーキー、干しえび、フリーズドライのネギ、ホタテの貝柱、レーズン、干し椎茸、するめ、ニボシの8種。展示側のおすすめや、来園客に人気の「ミイラ」を聞くと、
「オススメは見た目が一番ミイラっぽい『するめ』です。人気のミイラは分かりませんが、乾燥ネギ発掘の様子の写真にはみなさん興味を持ってくれているようです」
という。
また、展示のねらいなどについて担当者は、「日常にある何気ないものを、いつもと違う視点で見れば新しい発見があるのではということで企画しました」と説明。最後にこの「ミイラ展」のアピールポイントを聞くと、
「実際にパビリオンに来ていただくと、ほんのりとミイラ(乾物)の良い香りがしますので、ぜひ現地で確かめて欲しいです」
としていた。