高崎商大付属高校で教諭が生徒にわいせつLINE 「完全なセクハラ行為だった」

11月9日(土)11時5分 しらべぇ

スマホ(miya227/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

群馬県の高崎商科大附属高校で8〜9月、30代の男性教諭が同校の女子生徒らに対し、不適切なメッセージを無料通信アプリ「LINE」で複数回送信していたとして、同校が懲戒解雇処分にしていたことが分かった。しらべぇ取材班は、教頭などから詳しい話を聞いた。


■わいせつな行為に誘うLINE

教頭によると、被害に遭ったのは女子生徒2人とすでに学校を転校した元女子生徒1人の計3人。教諭は女子生徒に対し、ラインでわいせつな行為に誘うメッセージなどを送っていたという。10月25日に被害に遭った生徒の友人から相談を受け、問題を把握。

男性教諭はわいせつなメッセージの送信について認めており、「たがが外れてしまった。申し訳ない」などと話したという。同校は「完全なセクハラ行為だった」と認め、その後、私立学校を所管する県学事法制課に報告。30日に懲戒委員会を開き、教諭に対する懲戒解雇処分を決めた。

この問題については文書で全保護者に通知した上で、クラス保護者に対しては説明会を開き謝罪した。


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■LINEがきっかけで相次ぐ不祥事

そして公立学校では、教諭が生徒と個人的なやり取りをすることで、わいせつな事件に発展するケースが相次いでいる。そのため、個人的なLINEでのやり取りを一切禁止する指示を出している教育委員会も多いが、高崎商大付属高校では禁止していなかった。

この点について教頭は、「面と向かっては教諭に相談できない問題を抱えた生徒もいる。LINEだからこそ心を開いて相談してくる生徒もおり、過去にもうまくいったケースがある。もちろん、一線を超えてはいけないという指導は教諭に行っていた」と話した。

また、今後については、「生徒との個人的なLINEを許可するかどうか検討していかなければならない。本校は進学率が8割で、推薦入試を控えた生徒もいる。被害にあった生徒の心のケア、全校生徒に対するケアを第一に考えていきたい」と述べた。

■教委の関わり方の違い

このような不祥事が私立学校で起きたとき、教育委員会は基本的に関わらない立場だ。私立学校法ではその目的を、「私立学校の特性にかんがみ、この自主性を重んじ、公共性を高めることによって、私立学校の健全な発達を図ること」(同法第1条)と定めている。

この「私立学校の特性」とは国公立の学校とは異なり、私立学校が私人の寄附財産等によって設立・運営されることを原則とし、所轄庁による規制ができるだけ制限されているのもこの特性に根ざすものである。


■担当部署の見解は…

群馬県の私学振興係は、「この高校に対して、生徒に十分なケアを行うようには指導した。ただし、こういった問題が起きたとき、学校に対して、教諭の解雇を求めるようなことはできない」と話した。

文科省の私立学校担当者は、「教委の私立学校に対する関わり方を理解していない方が多いことを、認知している。わたくしも文科省に入省する前はわからなかった。そして、私立学校に対する指導は、各都道府県に任せている。法律に沿っての指導、もしくは新たに条例を設置して指導するということもできなくはない」と話した。


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(文/しらべぇ編集部・おのっち



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