食べる前から実力者の迫力があった【家そば放浪記】第265束:アンテナショップ麦わら帽子で買った、戸田久『遠野そば』356円(1人前178円)

2024年11月10日(日)18時0分 ロケットニュース24

アンテナショップが好きでよく行くのだが、非常に珍しいお店を発見。その名も、アンテナショップ「麦わら帽子」。

吉祥寺(武蔵野市)にあるお店なのだが、武蔵野市と友好関係にある9つの友好都市(富山県南砺市、長野県安曇野市、千葉県南房総市、岩手県遠野市、新潟県長岡市、広島県大崎上島町、山形県酒田市、鳥取県岩美町、長野県川上村)の物産品を販売しているのだという。

そんなお店で売られていたのが……

戸田久『遠野そば』である。戸田久といえば、これまで当連載では2回登場した岩手県の製造所。

さらに、『遠野そば』……おお! 武蔵野市と友好関係にある岩手県遠野産の蕎麦粉を使用した蕎麦であるという。

かなり渋い商品。干し蕎麦マニアとして、これは絶対に食しておきたい。岩手県遠野市に行った気持ちにもなってみたい。

それではさっそく……

デカい鍋に湯を沸かし……

6分ゆでて……

ハイ、完成。

して、そのお味は──

やりおる。

まず、蕎麦をお湯から上げる時に感じる「この蕎麦は、やりおるかも感」がスゴかった。

食べる前から実力者の迫力があった。そして食べたら、その通りの味がした。

小麦粉先行の蕎麦ながら、グワシグワシとコシ強めのストロング系蕎麦。

「家そば」か「外そば」かなら外。

蕎麦蕎麦した蕎麦ではないが、こういう蕎麦が食べたい時がある。

喉越しも良いし、なにより “噛みごたえ” というか、軟弱ではない強さを感じる。

なお、少し時間を置いて麺を乾かした「置き蕎麦」にしても美味しかった。

派手さはないが、やりおる蕎麦だ。いつか行きたい、岩手県遠野市。

参考リンク:アンテナショップ麦わら帽子
執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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